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【Katalon Recorder】でブラウザ操作(一時停止、戻る、閉じる)をやってみよう④

皆さん、こんにちは。
今回も「Katalon Recorder」ツールの自動化について紹介したいと思います。
前回までは、レコード操作、クリックなどの操作、XPathでの要素取得の紹介を行いました。
今回は以下のブラウザ操作を中心に紹介していきたいと思います。

「今回ご紹介する基本操作の紹介」
・ページ遷移:「Open」コマンド
・操作の一時停止:「Pause」コマンド
・ブラウザバック:「goBack」コマンド
・ブラウザを閉じる:「close」コマンド

「記事内目次」
テストシナリオの流れ
Step1:サイトの遷移
Step2:操作の一時停止
Step3:ブラウザバック
Step4:ブラウザ(表示タブ)を閉じる

■テストシナリオの流れ

今回のテストシナリオとして、以下の流れで自動テストを行っていきたいと思います。
・Step1:「SusakiWorks」トップページ⇒「TestPage_No1」へ遷移
・Step2:操作の一時停止
・Step3:ブラウザバックで「SusakiWorks」トップページに戻る
・Step4:ブラウザタブのクローズ

まずは、「⊕New」ボタンからテストケースを新たに作りましょう。
今回は、「TestPage01_Test3」と名称を設定しました。
katalon_recorder04_image01

■Step1:サイトの遷移

□Step1_1:「SusakiWorks」トップページを表示

まずは、サイトトップページに遷移します。
サイトトップページに遷移するテストステップを作成しましょう。
「+」ボタンからテストステップを作成し、以下のように設定します。
katalon_recorder04_image02
(画面上部のテスト実行時のスピードも調整しておきます。)

 

□Step1_2:「TestPage_No1」へ遷移

次に、テストページNo01へ遷移しましょう。
テストステップの設定は以下となります。
リンク:
https://susakiworks.com/softwareesting/testpage/test_page_no1/
katalon_recorder04_image03

ここまで設定しましたら、「Play」ボタンで確認してみましょう。
問題なければ「SusakiWorks」⇒「TestPage_No1」へと遷移します。

■Step2:操作の一時停止

次のステップとして、一時停止操作を設定します。

□Step2_1:自動テストの一時停止について

テストステップでページの読み込みに時間がかかる場合、今回はURL指定で遷移しましたが、リンク項目のクリック操作などで、ページを遷移する場合、読み込み処理の影響によりうまくクリックできず、ページ遷移できないケースがあります。
その場合、操作を一時的に停止(操作を待たせる)ステップを設けて、次のステップへと進めることができます。
これは、Katalon Recorderに限らず、他の自動テストにおいても考慮すべき内容となっています。
一例として、PythonのSeleniumライブラリで、「Sleep」という設定で、今回の一時停止を同様に設定したりします。
こちらのPython Seleniumライブラリによる自動テストについては、別途紹介したいと思います。

□Step2_2:「Pause」コマンドの設定

新しいステップを作成し、以下のように設定します。
katalon_recorder04_image04

「Value」項目の「5000」ですが、これは5000ミリ秒を示します。
よって、このステップでは、「5秒待つ」となります。
このままではわかりづらいと思いますので、このステップを一つ上にドラッグし、以下のようにテストステップを入れ替えてみます。
katalon_recorder04_image05

上記状態で、「Play」ボタンを押して確認してみましょう。
「SusakiWorks」表示後、5秒まって「TestPage_No1」へ遷移しました。
わかりづらい場合は、「Value」の数値を「60000」等上げてみてください。
「TestPage_No1」へ遷移するまで、1分待つようになり、一時停止がより顕著にわかりやすくなると思います。

 

■Step3:ブラウザバック

次はブラウザバックのステップを設定してみましょう。
新しいテストステップを作成し、以下のように設定します。
katalon_recorder04_image06

「goback」コマンドを設定することで、ブラウザバックが行えます。
「Play」ボタンで動作を確認してみましょう。
「SusakiWorks」⇒「TestPage_No1」⇒「SusakiWorks」とページが切り替わったと思います。

 

■Step4:ブラウザ(表示タブ)を閉じる

最後にブラウザを閉じるステップを作成しましょう。
新しいステップを作成し、以下のように設定します。
katalon_recorder04_image07

ブラウザ(表示タブ)を閉じる場合は、「close」コマンドを設定することで行えます。
「Play」ボタンで動作を確認してみましょう。
表示していたブラウザタブが閉じればOKです。

 

■サンプル

今回のテストケースのサンプルファイルを用意しました。
前回と同様に、テキストファイルの各テストステップ、Target、Value情報をコピー&ペーストで確認頂ければと思います。
https://susakiworks.com/wp-content/uploads/2020/08/TestPage01_test3txt.txt

 

■最後に

今回はブラウザ操作周りについて、主に使う操作コマンドを紹介いたしました。
特に「Pause」コマンドは、ページの読み込みが長い場合などの際、重宝すると思います。
ブラウザの自動テストに是非活用頂ければと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

サイトトップへ
https://susakiworks.com/

Selenium実践入門 ――自動化による継続的なブラウザテスト WEB+DB PRESS plus
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