KatalonRecorder_05_title

【Katalon Recorder】でマウス操作(ダブルクリック、マウスオーバー、ドラッグ&ドロップ)をやってみよう⑤

皆さん、こんにちは。
今回は「Katalon Recorder」ツールで、マウス系操作の自動化を中心に紹介していきたいと思います。

・ダブルクリック:「doubleClick」コマンド
・マウスオーバー:「mouseOver」コマンド
・ドラッグ:「type」コマンド
・ドラッグ&ドロップ:「dragAndDropToObject」コマンド

上記確認用に、テストページを設けました。
以下ページをご自由に使っていただければと思います。

Test Page_No2

記事内目次
テストシナリオの流れ
Step0:テストページの遷移
Step1:ダブルクリック操作
Step2:マウスオーバー操作
Step3:ドラッグ操作
Step4:ドラッグ&ドロップ操作

■テストシナリオの流れ

今回のテストシナリオとして、以下の流れで自動テストを行っていきたいと思います。
・Step0:「TestPage_No2」へ遷移
・Step1:ダブルクリック操作
・Step2:マウスオーバー操作
・Step3:ドラッグ操作
・Step4:ドラッグ&ドロップ操作

まずは、「⊕New」ボタンからテストケースを新たに作りましょう。
今回は、「TestPage02_Test1」と名称を設定しました。
katalon_recorder05_image01

 

■Step0:テストページの遷移

まず、準備としまして、「TestPage_No2」へ遷移します。
テストステップを作成後、以下設定とします。
katalon_recorder05_image02

その後、以下を行います。
・トップメニューのスピードボタンで、スピードを半分ぐらいに調整します。
・Chromeタブを開いた状態にします。

「Play」ボタンで「TestPage_No2」へ遷移することを確認します。
katalon_recorder05_image03

 

■Step1:ダブルクリック操作

□Step1_1:ダブルクリック領域までスクロール

まず、ダブルクリック領域までスクロールしましょう。
スクロール用の要素を置ています。
katalon_recorder05_image04
「スクロール1」を右クリック、検証で、Nameを確認します。
katalon_recorder05_image05

Katalon Recorderの設定は以下となります。
katalon_recorder05_image05

「Play」ボタンで確認し、「ダブルクリック」付近へ遷移することを確認します。

 

□Step1_2:ダブルクリック操作

ダブルクリック操作では、「doubleClick」コマンドを使用します。
「ダブルクリックA」~「ダブルクリックC」のいずれかの要素をXPathで取得します。

Katalon Recorderの設定は以下となります。
katalon_recorder05_image06

「Play」ボタンを押して、確認してみましょう。
以下のように赤く変わればOKです。
katalon_recorder05_image07

 

■Step2:マウスオーバー操作

マウスオバーの操作は、「mouseOver」コマンドを設定し行います。
テストページで、マウスオーバーの項目にマウスカーソルを置くと、画像が黄色に変わります。
この項目を右クリック、検証から要素を確認します。
katalon_recorder05_image08
要素を確認すると、マウスオーバー時に、画像が切り替わるようになっています。
この要素をXPathでコピーし、Katalon Recorderのテストステップの設定を以下とします。
katalon_recorder05_image09

「Play」ボタンを押して、確認してみましょう。
以下のように表示が変わればOKです。
katalon_recorder05_image10

 

■Step3:ドラッグ操作

□Step3_1:ドラッグ領域の表示

ドラッグ領域を表示するため、Step1_1と同様に「スクロール2」を置いています。
Katalon Recorderで以下のように設定します。
katalon_recorder05_image11

 

□Step3_2:ドラッグ操作

ドラッグ操作では、「type」コマンドを使用します。
事前にドラッグ項目を確認してみましょう。
「スライダー」がデフォルトで「1」となっています。
右端に移動してみましょう。
「10」と表示されます。
このスライダーは、1~10の数値があり、数値を指定することで、ドラッグ操作を疑似的に行えます。
スライダー部分を右クリック、「検証」を選択し要素を確認します。
katalon_recorder05_image12

上記要素をXPathでコピーし、Katalon Recorderで以下のように設定します。
katalon_recorder05_image13

「Play」ボタンを押して、確認してみましょう。
ドラッグされていればOKです。

※注意
こちらの記事を作成中、スライダーの他の数値を設定した場合でも、すべてMAX値までドラッグされることを確認しました。
こちらは、Katalon Recorder側の不具合なのか、またはWordPress側の設定不足によるものなのか、別途確認したいと思います。
申し訳ありません。

 

■Step4:ドラッグ&ドロップ操作

□Step4_1:ドラッグ&ドロップ領域、ページ遷移

ドラッグ&ドロップページに遷移するリンクを表示、クリック操作を行います。
操作設定は以下となります。
・Step1_1と同様に「スクロール3」を設置しており、こちらの要素を右クリック、検証を行い、Katalon Recorderで以下のように設定
katalon_recorder05_image14

・URLリンク要素を右クリック、検証を行い、Katalon Recorderで以下のように設定
katalon_recorder05_image15

・ページ遷移を行ったので、「pause」コマンドで、少し待つように設定
katalon_recorder05_image16

「Play」ボタンを押して、確認してみましょう。
以下ページに遷移できたら、OKです。
katalon_recorder05_image17

 

□Step4_2:ドラッグ&ドロップ操作

ドラッグ&ドロップ操作では、「dragAndDropToObject」コマンドを使用します。
テストページでは、ドラッグするコンテンツ「Test01」~「Test03」を「Drop」エリアにドロップができます。
まず初めに、「Test01」の要素を確認します。
IDが設定されていることを確認します。
katalon_recorder05_image18

その後、Dropエリアも同様に、要素を確認し、IDが以下のように設定されていることを確認します。
katalon_recorder05_image19

ドラッグ側、ドロップ側のIDをそれぞれ確認後Katalon Recorderで以下のように設定ます。
Targetにドラッグする側のID、Value側にドロップする側のIDを設定します。
katalon_recorder05_image20

「Play」ボタンを押して、確認してみましょう。
以下のようにドロップされたら、OKです。
katalon_recorder05_image21

他の「Test02」「Test03」も同様に設定し、ドラッグ&ドロップを行ってみましょう。
katalon_recorder05_image22

 

■サンプル

今回作成してテストケースは以下テキストファイル形式で用意していますので、コピー&ペースト等で使用していただければと思います。
https://susakiworks.com/wp-content/uploads/2020/08/Testpage02_Test1.txt

 

■最後に

今回は、ダブルクリック、マウスオーバー、ドラッグ、ドラッグ&ドロップの操作について紹介いたしました。
これらはマウス操作としては、よく使うものと思いますので、是非、Webテストの自動化に役立てて頂ければ幸いです。

最後まで読んでいた気、ありがとうございました。

 

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