皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース2記事、海外ニュース2記事をご紹介回したいと思います。
■記事内リンク
「国内ニュース」
・バルテス社無料Webセミナー開催
・『ITトレンドEXPO2021 Summer』にバルテス社が登壇
「海外ニュース」
・QAとテストにおけるプロジェクト管理
・効果的な回帰テストスイートの5つの鍵
■国内ニュース
□バルテス社無料Webセミナー開催
https://www.qbook.jp/event/20210715_1185.html
こちらは、バルテス社が2回目となるWebセミナー「アジャイルでの品質保証やドキュメントの考えとは?」を開催する内容となります。
こちらのセミナーでは、設計書ツール「ObjectBrowser」のシステムインテグレータ社との共催となるようです。
今回のWebセミナーでは、「アジャイル」をテーマに、アジャイル開発におけるシステム設計書の書き方、テスト方法についての内容とのことです。
セミナー概要は以下となります。
◇概要
・開催日時:2021/7/15(木)10:30~11:50(Webセミナー)
・参加費:無料y
・定員:500名
・申込みページ:https://products.sint.co.jp/obdz/seminar/20210715
◇タイムスケジュール
・セッション1/2つのテスト・ファーストで進めるアジャイルな品質向上
・時間/10:30~11:00
・登壇者/バルテス株式会社 クロス・ファンクショナル事業部 R&C部 マネージャー 江添 智之氏
・セッション2/アジャイル時代のシステム設計書の書き方
・時間/:11:00~11:30
・登壇者/株式会社システムインテグレータ ObjectBrowser事業部 マネジャー 後迫 潤氏
・セッション3/質疑応答
・時間/11:30~11:50
尚、上記以外にも、Webセミナーは定期的に実施されていますので、ご興味のある方は、バルテス社のQbookにアクセスしてみてはいかがでしょうか。
https://www.qbook.jp/event/
□『ITトレンドEXPO2021 Summer』にバルテス社が登壇
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000030691.html
こちらも、バルテス社関連のニュースとなります。
2021/7/7(水)~7/9(金)までの3日間で開催されるオンライン展示会「ITトレンドEXPO2021 Summer」にバルテス社が登壇されるとの内容になります。
今回の「ITトレンドEXPO2021 Summer」では、「DX is Adventure.」というテーマで開催され、セキュリティ、業務改革/効率化、テレワーク推進、AI/事業自動化など9つの展示エリアがあるとのことです。
また、著名人も特別ゲスト、MCとして来場されるとのことです。
オンライン展示会の視聴は、無料とのことで、以下申込サイトに登録が必要となります。
https://it-trend-expo-2021-summer.online-exhibition.jp/
登壇される日は、以下7/8、7/9となっているようです。
◇登壇概要
・日時:7/8(木)15:30~16:15
・タイトル:テスト専門会社の教える「失敗しないAI導入の考え方」
・内容:AI導入にありがちな失敗例を挙げながら、上流工程、下流工程で抑えておくべき導入のポイントを講演
・登壇者:バルテス株式会社 石原 一宏氏、畠山 塁氏
・日時:7/9(金)11:30~12:15
・タイトル:時代に合わせて進化せよ!”今どき”セキュリティ対策3選を紹介
・内容:「急増する情報漏えい事故からWEBサイトやアプリを守る脆弱性診断のススメ」をテーマにセキュリティ対策で必要な脆弱性診断について講演
・登壇者:富士通株式会社 松山 啓介 氏、株式会社エルテス 永易 靖規 氏、バルテス株式会社 藤田 孝広氏
上記バルテス社以外でも、興味深い展示内容が多々ありますので、ご興味のある方は、「ITトレンドEXPO2021 Summer」の特設ページにアクセスされてみてはいかがでしょうか。
■海外ニュース
□QAとテストにおけるプロジェクト管理
https://www.softwaretestingnews.co.uk/project-management-in-qa-and-testing/
こちらは、「softwaretestingnews.uk」に掲載されていた内容となります。
日本に限らず、海外においても、ソフトウェア設計、開発等の工程で、追加要件、または予期せぬ問題などが起きた場合、その対応が発生し、後続となるテスト実施の期間が短くなるというケースがあるようです。
上記のような場合、QA、またはテストチームは、リスクを受け入れ、変化に迅速に適用することを計画する必要があります。
今回はQA/テストにおけるプロジェクト管理についてまとめられていましたので、ご紹介したいと思います。
◇早期教育
プロジェクトチームに、テスト戦略とテスト計画を明確に表現し、共有します。
その中で、依存関係、開始と終了の基準、計画に対するリスク、および行った仮定を強調します。
説明責任のある人々がこれを理解していることを確認し、特にこれらの遅延または変更の影響を強調します。
進行状況を追跡、各依存関係の進行状況を継続的に確認、リスクを適時ピックアップ、依存関係の推進をサポートします。
◇定期的なコミュニケーション
成功するための要件を明確に示し、積極的に行動し、プロジェクトメンバーと定期的なコミュニケーションを行います。
プロジェクトの各段階を通じて定期的に連絡します。
テスト基準へのエントリが設定されていない、コードの品質が想定よりも低く、依存関係が満たされていないなど、ネガティブな事でも事実を伝え、意思疎通を明確にします。
プロジェクトのコミュニケーション戦略を立て、QA&テストの観点から全員がリスクを理解していることを確認します。
悪いニュースを提供する必要がある場合は、問題を軽減するためのオプション、または何ができるかを検討するための次のステップを提供して、何がうまくいかなかったかを明確に説明するなどもあります。
◇協力な利害関係者の管理
プロジェクト中に、要件を満たすために計画外の変更や遅延に対応するために適応する必要があります。
必要な結果を提供するために協力することが不可欠です。
プロジェクトを成功させるために必要なことは何でも求めることができる、強力でオープンな関係が必要です。
◇リスク管理
リスクを管理するためのオプションは4つだけです。
軽減、回避、移転、またはリスクを受け入れます。
プロジェクトチームが各QA&Testリスクのプロジェクトへの潜在的な影響を理解し、これらの各リスクを管理する正しい方法に同意することを確認する必要があります。
リスクがチーム内に共有され、定期的にレビューおよび更新されていることを確認します。
リスクは時間の経過とともに変化するため、他の場所で所有されている場合でも、影響を与える可能性のあるすべてのリスクを監視および追跡し、定期的にチェックします。
また、テスト計画への影響理解し、必要に応じてリスクを所有していることを確認します。
◇代替オプションを計画
常に別プランとなるB案を用意し、遅延や問題を指摘するだけでなく、現在の問題を解決するための解決策やオプションを提供します。
納品を進めるにつれ、変化に適応する必要があります。
これには、柔軟性があり、独自の計画を調整する必要があります。
◇継続的改善
常に以前の配信から学んだ教訓を取り入れて活用します。
戦略として、インテリジェンス、効率性を通じて、オンデマンドで高品質を提供し、最終的にその品質体験をお客様に提供することです。
チームをビジネスに合わせ、リソースを共有し、将来の納品の可視性を高めて、計画を効率的に行えるようにします。
このように作業することで、強力なビジネス関係を構築することができ、将来の配信戦略により大きな影響を与え、より広いビジネスに利益をもたらす変化を推進することができます。
データに焦点を合わせ、どのようなギャップがあったかを明確に把握し、チーム全体の行動を変えて、適切なデータを確保します。
次に、これを使用して、配信パートナーとのデータ主導の改善計画を推進し、上流から適切な品質を実現します。
資産形成を全体で見ると、アプローチを正当化し、テクノロジー主導の変化を推進するための幅広いメリットをより簡単に示すことができます。
結論として、依存関係に柔軟に対応し、バックアップ計画を立てる必要があります。
配信戦略を長期的に見て、品質を迅速に配信する方法を見つけることができれば、その遅延が最終的に発生したときに迅速に適応する能力があります。
QA、テスト観点からプロジェクト管理に関する内容がまとめられており、共感した内容でもありましたので、ご紹介させていただきました。
□効果的な回帰テストスイートの5つの鍵
https://www.applause.com/blog/effective-regression-testing-suite-cycles
こちらは、「applause.com」に掲載されていた内容となります。
回帰テストのテストスイートにまとめられた内容で、興味深かったので、ご紹介いたします。
◇回帰テストの重要性と実行方法を学ぶ
回帰テストは、過去10年間で大幅に進化しました。
コードビルドで回帰テストサイクルが数か月、数週間実行されていた時代は終わりました。
今日、回帰テストスイートは無駄がなく、効果的かつ効率的でなければなりません。
開発チームは、顧客の要求に応え、競争に追いつくために、迅速なペースで高品質のコードを作成する必要があります。
たとえば、アジャイルでの回帰テストは1〜2日続く場合がありますが、組織によっては3〜5日続く回帰テストサイクルがある場合があります。
しかし、本当に重要なのは、実行にかかる日数ではなく、「回帰テストスイート」が効果的であるということです。
◇回帰テストが重要なのはなぜ?
回帰テストにより、リリースポイントでのアプリケーションコードの品質が向上します。
継続的でない限り、回帰テストは通常、リリース日の前の期間に行われます。
回帰テストは、新しいコードが複雑になることなく既存のコードベースに統合されることを証明します。
アプリケーションが以前と同じように機能し続けると、回帰テストスイートが検証され、新しいリリースコードが顧客に配布しても安全であると見なされます。
欠陥のあるアプリケーションをリリースして顧客の信頼を失った場合、それを取り戻すことは非常に困難であり、不可能ですらあります。
回帰テストスイートに投資して、より高品質のリリースコードビルドを保証します。
◇回帰テストスイートを作成する方法
グループを使用して回帰テストスイートを作成できます。
グループは、アプリケーションの全機能をカバーするテストを実装します。
機能、機能、統合、または別の論理領域に従って回帰テストをグループ化できます。
この回帰テスト戦略では、ローテーションでリリースごとにグループを実行します。
たとえば、回帰テストサイクルを4つのセットにグループ化する場合、リリースごとに1つのセットを実行します。
これには、回帰テストスイートを通過するために4つのリリースが必要になります。
または、リリース期限に関係なくテストを継続する継続的テストを検討することもできます。
QAテストチームは、新しい機能とバグをテストする作業を実行し、可能な場合は手動の回帰テストを実行します。
自動回帰テストは、夜間や週末など、都合のよいときにいつでも実行できます。
回帰テストスイートを作成するときに次の5つのアクションを実行します。
・優先度の高いテストを分類する
・スモークテストを作成する
・手動テストを含ませる
・統合を検証する
・パフォーマンスを評価する
・1.回帰テストに優先順位をつける
回帰テストスイートを開発する場合、最初の重要な要素は、重要または優先度の高いテストを含めることです。
優先度の高いテストでは、アプリケーションの主な機能または基本ワークフローを評価します。
重要な機能のテストでは、バックエンドエンジン、API、データベース接続またはパフォーマンスを評価する場合があります。
重要なワークフローには、UIベースの機能も含まれる場合があります。
まず、優先順位とその意味を定義します。
次に、既存のすべての機能テストを確認し、それらに優先順位を割り当てます。
重要で優先度の高いテストでは、迅速な修正が必要な欠陥がないかをチェックします。
重要な機能または優先度の高い機能に欠陥がある場合、アプリケーションがまったく機能しなくなるか、ワークフローに重大な障害が発生し、作業の損失や再作業のために顧客に貴重な時間とお金がかかります。
これらの機能が失敗すると、会社に直接的な経済的影響があり、修復するために追加のリソース時間が必要になります。
重要な機能については、コードレス自動化またはコードベースの自動テストを検討してはどうでしょうか。
「Applause Codeless Automation(ACA)」は、回帰テストスイートの一部を自動化して、コードを1行も記述せずに重要な機能をチェックするのに役立ちます。
・2.スモークテストを作成する
重要で優先度の高いテストを回帰スイートに取り込む場合は、「スモークテストスイート」というラベルを付けて、毎日、隔週、またはビルドごとに実行します。
不必要なシャットダウンや作業時間の損失を避けるために、他のテストを開始する前にスモークテストを実行します。
ACAまたはスクリプトテストを使用してスモークテストを自動化し、時間を大幅に節約します。
たとえば、1つまたは2つの検証ポイントを使用してテストを単純に保つと、障害分析が簡素化されます。
・3.手動テストを含ませる
次に、アプリケーション全体の基本機能の一連のテストを作成します。
これらは、統合された複雑な相互作用が関係しているため、ほとんどの自動化ツールでは処理できないワークフローです。
手動回帰テストには、自動化ではカバーできないテストケースに関する探索的テストが含まれる場合があります。
他の手動回帰テストは、長くて複雑なエンドツーエンドまたはシステムワークフローを対象としており、自動化にはあまり適していません。
・4.統合を検証する
API接続、バックエンドメッセージングエンジン、データフィードをテストする回帰スイートを実行します。
これらのタイプの機能の回帰テストスイートを頻繁に開発するのは面倒で、開発者またはITの支援が必要になることがよくありますが、努力する価値は十分にあります。
すべてをカバーする必要はありません。
上記のグループのように、有効な方法で各プロセスを評価するか、少なくともそれに触れるテストを作成します。
通常、QAテスターはバックエンドプロセスに直接アクセスできません。
ただし、表面的なように見えても、テストではこれらの機能を評価する必要があります。
バックエンドプロセス、API、またはデータ接続が失敗すると、ユーザーにはすぐにわかります。
QAテスターがこれらの機能、またはツールにアクセスして、バックエンドで機能テストを表示および作成できるようにします。
・5.パフォーマンスを評価する
回帰テストスイートはパフォーマンステストを考慮する必要があります。
パフォーマンスはそれ自体では修正されず、問題に対処できない場合、最終的にアプリケーションがダウンします。
多くの人はシステムの速度を重要な機能とは考えていませんが、それはアプリケーションに対する顧客の認識に大きく影響します。パフォーマンステストツール、または問題領域をチェックする簡単な手動テストのいずれかを使用して、パフォーマンス回帰スイートを開発します。
◇コードレス自動化について
回帰テストサイクルは手動または自動で行うことができますが、通常は両方を組み合わせたものです。
効果的な回帰テストスイートの利点は、開発後、必要なときにいつでもその一部またはすべてを実行できることです。
回帰テストスイートを柔軟な方法で使用して、ビジネスニーズに対応します。
回帰テストスイートについて、興味深い内容でしたので、ご紹介させて頂きました。
■最後に
今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース2記事を取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
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