■はじめに
皆さん、こんにちは。
ブログ投稿は、久々となります。
今年に入って、Youtube動画作成に専念していました。
Youtube動画を再開した当初、ブログとYoutube動画でそれぞれ情報発信をしたいと思っていましたが、
いずれもネタが被ったりするとそれはどうなのかと思っていました。
色々練った結果、ブログとYoutube動画のそれぞれの特色を活かした情報発信をしたいと思いました。
Youtube動画は、映像で視覚的に表現することがメインとなり、あまり文字での説明は不向きと分かりました。(動画内では、文字ベースとなってしまうケースはありますが。。。)
その点、ブログでは、「縦に読む」ことが特徴的であり、テキストを中心とした深堀りができ、「文字」による情報発信がしやすいと感じました。
そこで、ブログではYouTube動画では発信することができなかった内容や、補足といったカタチで今後投稿していきたいと思います!
今回は、「QAとQCの違い」について補足も交えて解説していきたいと思います!
それぞれの意味や違いについて整理してみました。
■記事リンク
□1.QC(Quality Control)/品質管理
「QCの概要」
QCは、製品やソフトウェアの出荷前や、リリース前の段階で品質を管理する業務です。
顧客が求めている品質レベルに達しているか確認します。
「QCの取り組み」
製品(プロダクト)に対して、検査や検証を行い、不具合や不備等がないか確認、混入や再発防止対策を行います。
製品のほかに、プロセス管理や改善、コスト削減に関する活動も行います。
「QCの活動事例」
代表的なものとして、以下があります。
・QCサークル活動:現場で従業員を小集団に分けて、品質管理や改善に取り組む活動
・QCストーリー:品質管理における問題解決の手法
・PDCAサイクル:計画、実行、点検、処置のステップを繰り返して品質を上げる手法
□2.QA(Quality Assurance)/品質保証
「QAの概要」
QAは、製品やソフトウェアの出荷やリリース前の他、リリース後や出荷後の保守対応等、品質管理を行います。
「QAの取り組み」
QAは、製品(プロダクト)やサービスの品質が基準を満たしているか確認します。
リリース後に置いても、顧客のニーズを満たしているか、ユーザー視点で製品やサービスの評価を行います。
また、開発プロセスの改善、顧客対応など、幅広い取り組みが該当します。
「QAの活動事例」
QAの活動事例としては、以下があります。
・テスト活動:テスト計画、分析、設計、実施等
・顧客フィードバック分析:顧客からのクレームや要望を分析し、改善対応等
・プロセス改善:プロセスの効率化、最適化の推進活動
以上、QCとQAそれぞれについて調べてみました。
次にそれぞれの違いについてまとめて見ました。
□3.QCとQAの主な違い
以下それぞれの観点でQCとQAの違いについて、対比してみました。
項目 | QC(品質管理) | QA(品質保証) |
目的 | 不具合や不良品を検出し、基準を満たす製品を保証する | 品質問題を未然に防ぐプロセスを構築する |
焦点 | 製品(結果) | プロセス(原因) |
タイミング | 主に製造後(事後対応) | 製造前・製造中(事前対応) |
アプローチ | 検査・テスト中心 | 予防・プロセス改善中心 |
責任者 | 検査部門や製造部門 | 品質管理部門や全社的な取り組み |
成果 | 不具合や不良品の削減 | プロセスの信頼性向上 |
(イメージ図)

「QA」は、主に製造プロセスの上流で働き、プロセスが正しく機能するように管理します。
「QCは、主に製造プロセスの下流で働き、完成品が基準を満たしているかを確認します。
両者が連携することで、品質問題の発生を最小限に抑え、信頼性の高い製品を提供できます。
□4.まとめ
「QC」
・製品やソフトウェアの出荷前や、リリース前の段階で品質を管理する業務を対応する。
・「結果」をチェックし、不良品を排除する活動で、検査やテストが中心となる。
「QA」
・製品やソフトウェアの出荷やリリース前の他、リリース後や出荷後の保守対応等、品質管理を対応する。
・「原因」を管理し、問題が発生しないプロセスを構築する活動で、予防が中心となる。
以上、QC・QAの違いをまとめてみました。
□5.最後に
今後も継続的にQA・QC、ソフトウェアテスト、業務効率化などに関する情報を定期的ブログでも発信していきたいと思います。
アクセス頂けますと幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。