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【News】5月2週のニュース(JSTQB2021年夏試験,Autify導入,自動化フレームワーク,マイクロサービス)

皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース2記事、海外ニュース2記事をご紹介回したいと思います。

■記事内リンク

「国内ニュース」
JSTQB 2021年度FL/AL(テストマネージャ)試験の申し込み開始
ecbeing社Autify導入

「海外ニュース」
テスト自動化フレームワークのABC
マイクロサービスの自動テストの重要性

 

■国内ニュース

□JSTQB 2021年FL/AL(テストマネージャ)試験の申し込み開始

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000054604.html

JSTQB2021年夏のFoundationLevel、Advanced Level試験の申込みが5/7から開始されました。
FoundationLevel、Advanced Levelのアナリストは今年の2月に開催され、Advanced Level(テストマネージャ)は昨年中止となっていましたので、久々の開催となります。

今回も前回と同様に、コロナウィルス感染防止の観点から、定員数が定められているとのことです。
申込期間及び、試験実施会場は以下となっているようです。

◇第31回Foundation Level試験について

・申込期間
2021年5月7日(金)~6月22日(火)15:00

・試験実施会場と定員数
札幌:40名
東京:720名
名古屋:115名
大阪:165名
福岡:90名
那覇:33名

・申込みページ
http://juse.or.jp/sqip/qualification/jstqb/foundation.html

 

◇第11回Advanced Levelテストマネージャ試験について

・申込期間
2021年5月7日(金)~6月22日(火)15:00

・試験実施会場と定員数
札幌:40名
東京:270名
名古屋:115名
大阪:100名
福岡:90名
那覇:33名

・申込みページ
http://juse.or.jp/sqip/qualification/jstqb/advanced.html#al_tm

FL、ALそれぞれ6会場で行われるようですね。
私はALのテストマネージャを受けてみたいと思います。

ご興味のある方は、申込みされてみてはいかがでしょうか。

ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス2018対応
ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第4版 シラバス2018対応

□ecbeing社Autify導入

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https://autify.com/ja/stories/ecbeing
こちらの記事は、ECサイト構築を事業の主軸とされているecbeing社がAutifyを導入された内容となります。
Autifyは過去にもDeNA社、セールスフォース社など様々な企業が導入されています。
導入の低さや利便性、コスト削減など魅力のようですね。

今回の導入事例では、導入前、導入後の内容が記載されていました。

◇Autify導入前

・長年、人が実装していくということが続いていた
・テスト自動化のため、ツール(Seleniumなど)を導入することはあっても、結局長続きせず、人手に戻っていた
・ECの特徴として、プロジェクトの成長に伴い、テスト工数、リグレッションテストの工数が増えていった

◇Autify導入

・導入の敷居が低く、シナリオ作成も30分程度のレクチャーで開始が行える
・CI/CDと連携し、DevTestOpsの実現
・デザイン確認テストでもAutifyを使用し、動作確認の効率化
・Autifyで作成したテストの流用が可能

また、Autifyを導入後の展望についても掲載されていました。
ECサイトを中心としたサービスを行っている企業では、Autifyの導入は、コスト削減、効率化につながるベストバイなツールになってきていますね。

ご興味ある方は、Autifyのサイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。
https://autify.com/ja

 

■海外ニュース

□テスト自動化フレームワークのABC

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https://www.business2community.com/business-innovation/the-abc-of-test-automation-frameworks-everything-you-need-to-know-02404435
こちらの記事は「business2community.com」に掲載された内容となります。
テスト自動化フレームワークについてまとめてあり、興味深い内容ですので、ご紹介したいと思います。

◇テスト自動化の定義

ソフトウェア業界では、自動化テストは、ライセンスバージョンまたはオープンソースの自動化ツールを使用して、ソフトウェアアプリケーションでさまざまなテストを実行することを意味します。
テスト自動化フレームワークは、スクリプト化されたテスト実行、テスト結果レポートセットを指します。

自動化フレームワークを正常に構築するには、テストプロセス全体の制御と監視を支援し、結果の精度を高めることを検討するのが不可欠です。
自動化フレームワークにより、テスターは実用的で簡素化された方法で自動化テストを実行できます。

◇さまざまなタイプのフレームワーク

・ツール中心のフレームワーク

商用およびオープンソースの自動化ツールには、レポートの生成、テストスーツ、テスト環境での分散テストの実行を支援する独自のシステムがあります。
一例として、Webベースのブラウザのプラグインとして機能する主要コンポーネントWebDriverを備えたSelenium自動化フレームワークです。
Seleniumテスト自動化フレームワークには、さらに便利なコーディングライブラリとレコード再生ツールがあります。

もう1つの例は、Selenium Webドライバーを中心に構築され、アクセラレーターであるSerenityです。
この場合、テスト自動化の実装プロセスをスピードアップするために、特定のコンポーネントがコミュニティによってまとめられます。

・プロジェクト指向のフレームワーク

このクラスのフレームワークは、特定のアプリケーションプロジェクトの自動化の実装を可能にするようにカスタマイズされています。
プロジェクト固有のフレームワークは、特定のターゲットアプリのテスト自動化要件をサポートし、オープンソースライブラリから構築されたコンポーネントによって駆動されます。
これらには、開発されたアプリケーションのデプロイ、アプリの実行、テストケースの実行、テスト結果レポート、およびコーディングを容易にするための制御が含まれます。
特定のプロジェクトに焦点を当てたフレームワークには、さまざまなOSおよびブラウザー上のさまざまなクラウド環境でのテスト実行をサポートするコンポーネントも含まれている必要があります。

・キーワード駆動型フレームワーク

キーワード駆動型フレームワークは、コーディングの経験が少ない開発者やテスターにも、取り掛かりやすいように設計されたフレームワークです。
コーディング用に設定されたキーワード(Login、NavigateToPage、Click、TypeTextなど)は、コードベース内のキーワードリポジトリとしてインストールされます。
テスターが提供されたキーワード参照に基づいて、テストが実行されます。

◇理想的なテスト自動化フレームワークの主要コンポーネント

高機能で優れたテスト自動化フレームワークを実装したい場合は、そのコアを形成する特定の要素を含めることを検討する必要があります。
さまざまなテストに基づく理想的なテスト自動化フレームワークの主なコンポーネントは以下があります。

・1.ライブラリのテスト

A)ユニットテスト
単体テストライブラリは、テスト自動化フレームワークの重要な部分を形成するために使用できます。
・@Testや[Test]などの特定ワードを介して、使用中のテストメソッドを定義する
・自動テストの最終結果に影響を与えるアサーション(表明)の実行
・簡単で単純化されたテストの実行

コマンドライン、IDE、専用ツール、またはCI(継続的インテグレーション)システムのいずれからテストを実行する場合でも、単体テストが簡単に実行されることを確認するために、単体テストライブラリはテストランナーを提供します。

通常、単体テストライブラリは、ほとんどのプログラミング言語をサポートしています。
ユニットテストライブラリのいくつかの優れた例は次のとおりです。
・JUnitとTestNGfor Java
・NUnitおよびMSTestfor .NET
・Python用のunittest(以前のPyUnit)

B)統合とエンドツーエンドのテスト
アプリケーションのUIによって駆動されるAPIレベルのテストには、コーディングの不要な負担がなくなるため、テスト対象のアプリケーションとの対話を非常に簡単にするコンポーネントが必要です。
テストライブラリは、以下が挙げられます。
・Selenium(主要言語で利用可能)
・Protractor(JavaScriptに固有)
・Karate DSL(Java固有のAPIレベルの統合テスト)

C)ビヘイビア駆動開発(BDD)
BDD専用のライブラリは、動作の詳細を対象とし、実行可能コードの形式で実行可能仕様を作成します。
ここでは、予想される動作のさまざまな機能やシナリオをコードに変換できます。
これらは、自動テストの範囲と意図に沿った生きたドキュメントを作成するためのBDDプロセスのサポートとして機能します。
BDDライブラリの典型的な例のセットは次のとおりです。
・Cucumber (supports major languages)
・Jasmine (JavaScript)
・SpecFlow (for .NET)

◇2.テストデータ管理

ソフトウェアテストの自動化とテスト作成プロセスで経験した最大の苦労は、テストデータ管理のシステムを利用することです。
自動化の取り組みを成功させるために、テストデータ管理に確実なアプローチを採用する必要があります。

そのため、使用する自動化フレームワークには、実行するテストデータを入力、または作成して整理するのに十分な機能が備わっている必要があります。
これを解決する1つの方法は、データをより単純化、明快、消化しやすくするための適切なシミュレーションツールを用意することです。

◇3.モック・スタブ・仮想アセット

自動テストに取り組んでいると、次のような状況に遭遇する可能性があります。
・ユニットテストで一般的に経験される接続されたコンポーネントからモジュールを分離したい
・最新のアプリケーションの統合テスト、またはエンドツーエンドテストの依存関係

接続されたコンポーネントの動作パターンを反映するモック、スタブ、仮想アセットを作成することが不可欠だと感じるかもしれません。
自動テストフレームワークの開発中に、有用な仮想化ツールを選択することがいかに重要であるかがわかります。

◇実装パターンの一般的なメカニズム

上記の自動化フレームワークコンポーネントの他に、次のような自動化テストの作成、使用、および保守に役立つ2つの便利なメカニズムがあります。

・ラッパーメソッド(Wrapper):

Selenium WebDriverコンポーネントを使用する場合、カスタムラッパーを作成すると、エラー処理がより快適になります。
Selenium API呼び出しのカスタムラッパーが作成されると、タイムアウト、例外処理、および障害レポートをより適切に処理できます。
その後、自動テストを作成する人が再利用できるため、複雑なプロセスの懸念を回避し、価値のあるテストの作成に集中できます。

・抽象化メソッド:

抽象化メカニズムは、読みやすさを向上させ、冗長な実装の詳細を不明瞭にすることを意味します。
たとえば、Selenium WebDriverテストの作成中にページオブジェクトを使用することは、入力やクリックするなど、Webページでのユーザー入力アクションを公開することを目的としています。

◇テスト結果の報告

この領域では、以下の事項を提示します。

・JunitやTestNGなどの単体テストフレームワークは、CI(継続的インテグレーション)サーバーなどの受容システムを主に対象とするレポートを生成し、最終的にそれを解釈して、他のソフトウェアが使用できるXML形式で表示します。

・人間が最も理解しやすい言語でのレポート機能を備えたツールを探し、Junit、NUnit、TestNGなどのユニットテストフレームワークと互換性のある商用ツールの使用を検討する必要があるかもしれません。

・もう1つのオプションは、円グラフ、グラフィック、または画像による視覚的な説明など、人間が適切に解釈できる形式でテスト結果レポートを作成するExtentReportsなどのサードパーティライブラリを利用することです。

◇CIプラットフォーム

継続的インテグレーションプラットフォームは、ソフトウェアをビルドし、定期的に新しいビルドのさまざまなテストを実行するのに役立ちます。
このアプローチにより、開発者と利害関係者は、新しい機能が開発および展開され、既存の機能が更新されたときに、アプリの品質に関する定期的なフィードバックと迅速な対応を行う機会が得られます。
現在のCIプラットフォームの例は、TeamCity、CircleCI、Jenkins、AtlassianBambooなどです。

◇ソースコード管理

手動テストと同様に、自動化テストにもソースコードバージョンの記述と保存が含まれます。
自動テストには、製品コードで作業するとき、ソースコード管理システムが必要です。
ソースコード管理の典型的な例としては、Git、Mercurial、Subversion、TFSなどがあります。

◇結論

今日のペースの速い、ソフトウェア開発エコシステムでは、自動化されたテストとスクリプトが、ソフトウェアテストサイクルの速度、効率、および明快さを維持する上で不可欠な役割を果たします。
フレームワークの設計と使用するコンポーネントの十分に育成された戦略は、最終的なテスト自動化フレームワークの基本的なバックボーンを準備します。

テスト自動化フレームワークの成熟した洗練された復元力のあるアーキテクチャを形成する最良の方法は、小規模から始めて、頻繁にテストとレビューを行い、徐々に高くして拡張バージョンを構築することです。
また、膨大な自動テストのセットを早い段階から準備して、動作するフレームワークをより早く確認し、テスト自動化フェーズの後半で競合または妥協した状況を回避すると便利な場合があります。

上で説明したガイドラインは、ソフトウェアテスターを支援することを目的としており、企業はテスト自動化プロジェクトを成功裏に実行することで多大な利益を得ることができます。

 

各テスト自動フレームワークに関する内容や、ツールの情報がまとめられており、興味深い内容でしたので、掲載させていただきました。

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
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□マイクロサービスの自動テストの重要性

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https://www.softwaretestingnews.co.uk/the-importance-of-automated-testing-for-microservices/
こちらの記事は、「softwaretestingnews.co.uk」に掲載された記事となります。

「マイクロサービス」のテスト自動化についてまとめられていましたので、ご紹介したいと思います。
私も「マイクロサービス」は初めて目にする内容で、ナレッジとして知っておきたいと思い、取り上げてみました。

◇マイクロサービスとは?

ソフトウェア開発の技法の1つ。
複数の小さなサービスをAPIによって連結させるアーキテクチャのことです。
単位ごとの修正や変更が容易でスピーディな運用がメリットで、AmazonやLINE、グノシーなど大手企業が導入しているものです。

◇マイクロサービステストとは?

ビジネスシナリオをカプセル化する自律的な独立したサービスです。
通常、マイクロサービスには独自のデータストアも含まれています。
したがって、これにより、独立してバージョン管理、スケーラブル、および展開が可能になります。

マイクロサービスは、ビジネスドメインの特定の部分の問題の解決に焦点を当てた、シンプルで小さく簡潔なソフトウェアを戦略化する多くのソフトウェアアーキテクチャスタイルの1つであると付け加えています。
これらのサービスは、顧客のニーズ、新しい規制、積極的なビジネス競合他社などによって引き起こされるさまざまな変更に組織が適応する速度を上げるために、拡張、変更、テスト、および展開が容易である必要があります。

マイクロサービスアーキテクチャにより、組織は、ビジネスモデルの特定の領域をサポートするソフトウェアを変更するためのシンプルで管理しやすい方法を提供することにより、変化に迅速に適応し、市場投入までの時間を短縮できます。
通常、マイクロサービスは継続的インテグレーション(CI)と継続的展開(CD)の完全な戦略に沿っており、ソフトウェアリリースの頻度を増やすことで、ビジネスに新しいバージョンのサービスを柔軟に展開する方法を提供します。

明確にするために、アプリケーション(Amazonなど)の例を取り上げて、MonolithとMicroserviceを比較してみましょう。
次の図に示すように、Webサイトをフロントエンド、ユーザープロファイル管理、支払い、検索などのいくつかの基本的なコンポーネントにグループ化します。
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(softwaretestingnews.co.ukより)

マイクロサービスアーキテクチャに関連するテストには多くの種類があります。
最初に、サービスが期待どおりに動作していることを確認するために、ある種の単体テストを考えることができます。
マイクロサービスの関数とアルゴリズムは、特定の入力で期待どおりに機能しています。
これは、コードが機能していることをある程度確信するために不可欠です。

単体テストに加えて、別の種類のテストを追加して、マイクロサービスが個々の機能やモジュールを分離してではなく、全体として機能していることを確認できます。

統合テストは、すべての内部モジュールが連携して動作した後、マイクロサービスをテストするのに役立ちます。
モックツールを使用すると、マイクロサービスがさまざまな統合にどのように反応し、それらの統合の失敗と成功にどのように対処するかをテストで確認できます。
統合のタイプに応じて、ネットワーク経由でデータベースシステムに接続しようとしたときの障害、別のサービスのHTTPエンドポイントでタイムアウトに達したとき、ファイルシステムでのアクセス許可の欠如などをシミュレートできます。

もう1つのタイプのテストは、エンドツーエンドテストです。
これは、マイクロサービスを全体像でテストし、マイクロサービスをブラックボックスとしてテストして、ビジネスの期待を満たしているかどうかを確認することを目的としています。

これらのテストは、サービスの新しいリリースが組織を混乱させたり影響を与えたりしないようにビジネスに十分な信頼を与えるために、マイクロサービスアーキテクチャで不可欠です。
マイクロサービスの他の側面とその予想される動作を特定するのに役立つ、負荷テスト、ストレステスト、コントラクトテストなどの他のタイプのテストがあります。

元のテストピラミッドには3つのレイヤー(ユニット、サービス、UIテスト)しかありませんでしたが、現在のマイクロサービステストの世界では適切ではないため、誤解を招く可能性があります。
そのため、テスト要件を理解し、それに基づいてピラミッドを構築し、テストのすべての側面をカバーすることが重要です。
したがって、業界で最も広く使用されているテストピラミッドは次のとおりです。
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(softwaretestingnews.co.ukより)

マイクロサービスは、設計、管理、および展開が容易なコンポーネントに物事を分解するため、テストするこれらの小さなAPIがさらにたくさんあります。
マイクロサービスアーキテクチャは、頻繁に変更される可能性のあるアプリケーションまたはそのコンポーネント向けです。
したがって、次のテストフェーズに進む前に、これらのサービスをテストする必要が常にあります。

マイクロサービスアーキテクチャでは、複数の顧客が複数のチャネル(WEB / Android / iOS)から接続できます。
これにより、さまざまなソースシステムに対してマイクロサービスエンドポイントをテストする必要が生じます。

◇最善のアプローチ
マイクロサービスアーキテクチャでのテストの重要性を考えると、テストはマイクロサービスのリリースサイクル全体のさまざまな部分で不可欠です。

ユニットテストは、ソフトウェアの新しいバージョンが開発者によってリリースされたら、コードが正しいことを確認するために不可欠です。
統合テストは、モックツールを介してさまざまな統合を検証するために、これらの初期ステップの一部として含めることもできます。
これらの2種類のテストが成功すると、パイプラインの次のステップのためにマイクロサービスアーティファクトがリリースされる可能性があります。

さまざまなタイプのテストに応じた最善のアプローチは以下となります。
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(softwaretestingnews.co.ukより)

◇なぜ企業は自動化されたマイクロサービステストを採用するのか?

大手企業(Netflix、Amazon、Apple Careなど)や他の多くの企業は、継続的で持続可能なイノベーションの必要性を認識しています。

マイクロサービスは、すべてを1つのアプリケーション内で実行するのではなく、複数の異なるサービスを使用して機能的なアプローチでアプリケーションを構築する機能を提供します。
マイクロサービスは、組織がこれらの問題を解決するのに役立ち、多くの小さなソフトウェアが完全に機能します。
マイクロサービスを変更すると、これらの複雑な問題の解決方法に影響を与える可能性があります。
テストは、マイクロサービスの変更がビジネスの重要な部分にどのように影響を与えたり混乱させたりしないかについて、組織がある程度の信頼を得なければならない戦略の1つです。
その場合、テストはマイクロサービスアーキテクチャの重要な要素です。

テストではネットワーク遅延を軽減し、さまざまなメッセージ形式と負荷分散を処理する必要があるため、このアーキテクチャはさらに複雑になります。
サービスの数が増えると、情報の障壁が生じたり、作業が重複したりする可能性もあります。

したがって、チームを迅速に動かすために、最初から自動化することを企業に推奨しています。
リリースプロセスを自動化することで、頻繁なリリースを実現し、コードが継続的インテグレーションパイプラインを自由に流れるようになります。

◇メリット

自動化されたマイクロサービスは障害の切り分けを改善し、単一のテクノロジースタックへの長期的な取り組みを排除します。
さらに、新しい開発者がサービスの機能を理解しやすくするだけでなく、独立したスケーラビリティとデプロイメントを可能にすることもできます。

マイクロサービスの最大の利点は、簡単に展開(独立して)および保守(適切なインフラストラクチャを設定)できることです。
マイクロサービスのテスト自動化により、次のことが可能になります。

・機能に重点を置いた設計と継続的デリバリー:

アプリケーションの多数のサービスをより小さく別個の部分に分割する機能を提供します。これにより、チームは他の部分に影響を与えることなく、ある部分で簡単に作業できます。したがって、CI / CDプロセスを高速化します。

・市場投入までの時間の短縮:

サービスの分離により、チームは、開発、テスト、および展開が容易な新機能を革新および追加できる柔軟性が大幅に向上します。

・スケーラビリティの向上:

サービスが分離されているため、需要が高い場合に各コンポーネントを個別に水平方向にスケーリングするのは簡単です。

・修正力とセキュリティの向上:

単一の障害がアプリケーション全体に影響を与えるモノリシックアーキテクチャとは異なり、マイクロサービスは修正範囲を制限し、簡単に回復できます。

・複数のサービス-さまざまなプラットフォーム:

マイクロサービスを使用すると、さまざまなサービスを複数のスタックで簡単に開発し、さまざまなプラットフォームにデプロイできます。

ビジネスバリューチェーンをサポートするための既存の顧客や他のシステム統合に影響を与えたり中断したりすることなく、ペースの速い困難な環境で顧客に新製品を提供することにより、組織はビジネスルールを迅速に変更および適応する自信を得ることができます。

◇課題

マイクロサービスの人気は主に、クラウド、DevOps、継続的デリバリーなどの継続的なトレンドがイネーブラーとして統合されているためであり、最近の先駆的なケーススタディの1つであるNetflixによる素晴らしい作業に支えられていることを強調しています。
したがって、マイクロサービスには多くの重要な利点がありますが、「これらのサービスを管理し、それを使用してビジネスプロセスを調整する」ことで、マイクロサービスがもたらす複雑さを理解することが重要です。

マイクロサービスの実装の複雑さのいくつかを次に示します。

・運用のオーバーヘッド:

マイクロサービスでは、各サービスのフェイルオーバー/復元力のためのクラスターが必要になります。

・必要な強力なDevOpsスキル:

マイクロサービスを稼働状態に維持するという運用上の課題は、高度なスキルを持つDevOpsと自動化スキルのある開発チームが確実に必要であることを意味します。

・コンポーネント管理とリリースリスクのオーバーヘッド:

1つの新機能をリリースすると、他の多くのサービスもリリースする必要があり、リリースのリスクが高まります。

・分散システムの複雑さ:

分散システムでは、モノリスにはないネットワーク遅延、信頼性の低いネットワーク、非同期性、バージョン管理、さまざまな負荷などを考慮する必要があります。

◇自動化されたマイクロサービステストの未来

2018年にデジタルトランスフォーメーションイニシアチブについて実施した調査によると、質問された354の企業の63%パーセントがマイクロサービスに参入する傾向を示しています。
大手企業であるNetflixは、マイクロサービス実装のトレンドの先駆者の1人であり、その後、Amazon、Uber、SoundCloud、eBayなどの他の企業がNetflixの足跡をたどりました。
eBayの元CTOであるSteveFisherは、かつてeBayが1,000を超えるサービスを利用していると述べました。

同様に、Googleのトレンドは、モノリスからマイクロサービスへの移行への関心が2019年半ばまで2018年まで着実に高まり、その後2020年1月にピークに達したと示唆しています。

最適なツールを使用して、必要な量のテストを適切なタイミングで集中させることで、組織はそのような環境でのテストに対処し、顧客の要求を満たすことができます。
サービスがさまざまな異種の顧客にさらされた場合のリスクを軽減するためのより良い方法であり、顧客に影響を与えることなく変更に対処するのにさらに役立つため、消費者主導のアプローチが提案されます。

これらの速いペースの変化はすべて、組織が迅速に適応することに自信を与える柔軟で堅牢なデジタル戦略によってサポートされる必要があります。
マイクロサービスアーキテクチャ内でのテストは、ビジネス戦略をサポートするためにソフトウェアを適応させることで高いレベルの信頼を達成するための1つの方法です。

以上、マイクロサービス、及びマイクロサービスの自動テストについてまとめられた記事でした。
こちらは、原文の他、マイクロサービスに取り組んでいるNetflix、Amazonなど事業戦略など記載された書籍もあわせて読むと、もっと知識が深まりそうです。
興味深く、勉強になった内容でしたので、ご紹介させていただきました。

 

■最後に

今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース2記事を取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

 

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