皆さん、こんばんは。
今回は、Mosにて、Visual Studio Code(VSC)のJupyter操作について、ご紹介したいと思います。
VSCやJupyter、Pythonの導入については前回の自動化の記事を参照いただければと思います。
今回は、以下Jupyter操作をご紹介致します。
■記事内リンク
□ファイル操作
◇ipynbファイル作成
まず、ipynbファイルの作成を行っていきます。
VSCでは、pyファイルなどのコードは、VSC上部メニュー「ファイル」→「新規ファイル」でファイルを作成後、「言語の選択」から各言語のコードファイルを作成することができます。
「ipynbファイル」の場合、上記と異なります。
以下操作でファイルを作成します。
①VSCの画面上部Menuの「表示」→「コマンドパレット」を選択します。
②検索で、「Jupyter」と入力、または過去同様に作成していれば「最近使用したもの」から、
「Create New Blank Notebook」を選択します。
新規ipynbファイル作成
これでipynbファイルが作成されました。
◇名前設定
続いてファイル名を設定します。
以下操作でファイル名を設定していきます。
(事前準備)
・事前にipynbファイルを格納するフォルダを作成します。
今回は、Finderにて、ユーザーフォルダの直下に「mac_vsc」フォルダを作成しました。
①VSCに戻り、「ファイル」→「名前をつけて保存」で事前に作成したフォルダを選択します。
②ファイル名は「Mac_VSC_jupyter」と設定しました。
これでipynbファイルの保存もできました。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]注意[/st-cmemo]「ipynb」ファイルを保存する際、一度保存操作を行わないと、保存のモーダルが表示されたままとなるので、今回のように事前にフォルダを用意しておくことをお勧めします。□セル操作/編集
続いて、ipynbファイルを作成したので、セル操作を行っていきたいと思います。
ipynbファイルは、特徴としてコードを一つ一つのブロック(セル)ごとにコード実行が行えます。
Seleniumを使う際、1ステップごとのコードを確認&実行しながら行うのは、とても行いやすいエディターであると考えます。
◇セル追加
・上にセル挿入
現在選択中のセルの上にセルを挿入する場合は、キーボードの「a」キーを選択します。
・下にセル挿入
画面上の「+」ボタンを押す、または、セル選択状態後「+」ボタンを押すことでもセルを追加することができます。
尚、セルを選択した状態で、キーボードの「b」キーを押すことでもセルを追加することが可能です。
◇セル削除(ショートカット:d → d)
セルの削除は、選択したセルの右側のゴミ箱アイコンを選択することで削除が可能です。
ショートカットは、セルを選択した状態で、キーボードの「d」キー選択後、再度「d」キーを選択します。
◇セルの移動
セル移動は、セルを選択した状態で、セル左側の上、下のボタンを選択します。
(移動前)
(移動後)
◇セル実行
・セル1つを実行
選択したセルを実行する際は、セル上部の「▷」ボタン、または上部Menuの「▷」ボタンを選択します。
ショートカットは、「Shift+Enter」です。
・セル全てを実行
複数のコードを実行する際は、セル上部の「Run All Cells」を選択します。
◇停止
コードの実行を停止する場合は、画面上部の「□」ボタンを選択します。
◇保存
画面上部の「Save nontebook(保存アイコン)」でipynbファイルを保存することができます。
◇Export
画面上部の「Export As」で、「ipynb」ファイルをエクスポートできます。
ファイルタイプは、「Python Script 」「HTML」「PDF」を選択することが可能です。
◇その他
「show Variables active in jupyter kernel」に関しては、別途ご紹介したいと思います。
□マークダウン操作
続いて、マークダウン操作について、ご紹介したいと思います。
◇マークダウンセル/コードセル切り替え
マークダウンセルは、コードセル、またはセルの「M」項目を選択することで、切り替えることが可能です。
また、マークダウンに切り替えるショートカットは、キーボードの「M」キーです。
◇見出し
見出し設定は、「#」を記載することで、見出し設定が行えます。
見出しは最大6項目まで設定が可能となっています。
◇太字
太字設定は、太字にしたい文字列を「**」で括ります。
(例)
**太字設定 あり**
◇取り消し線
取り消し線は、取り消す文字列を「~~」で括ります。
(例)
~~取り消し線 あり~~
◇引用
引用は、引用したい文字列の前に「>」を記述します。
(例)
>引用 あり
◇箇条書き
箇条書きは、文字列前に「*」または「-」を入力後、半角スペースを入れて文字列を入力するすることで箇条書き設定となります。
(例)
『* 箇条書き設定 あり』
◇画像挿入
セル内に画像を挿入する場合、以下のように記述し、()内に画像のURLリンクを設定することで、画像を表示することが可能です。
![アイコン画像](https://susakiworks.com/wp-content/uploads/2021/04/sample_image.jpg)』
◇その他
VSCのJupyterは、以上のようなことが可能ですが、Ancondaの「Jupyter lab」では、他にも文字色、格子枠設定などが可能です。
そちらに関しては、過去記事にて紹介していますので、そちらをご覧いただければと思います。
また、今回VSCのJupyterに関しては、以下VSCの公式サイトを参考にしています。
より詳細な情報は以下ページをご参考いただければと思います。
参考
https://code.visualstudio.com/docs/python/jupyter-support
■最後に
今回は、MacOSのPython、VSC、selenium設定についてご紹介いたしました。
次回もMacOSでのテスト自動化について、ご紹介したいと思います。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
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