MacOS_selenium_setup_01

【テスト自動化】Selenium /MacOSでの導入(Python、VSC導入、パス設定、Safariドライバ設定)

皆さん、こんばんは。
前回までの「テスト自動化」は、Windows OSでSeleniumとPython、及びAnaconda、Visual Studio Codeを使用し、ブラウザの自動化についてご紹介いたしました。
今回からは、MacOSを使用してブラウザの自動化をご紹介したいと思います。

■記事内リンク

Python導入
Visual Studio Code(VSC)導入
Safari ドライバ設定
ブラウザの起動

□Python導入

まずは、Pythonを導入したいと思います。
Windowsと同様、pythonを使用したいと思います。

◇Pythonダウンロード

・Step1:公式サイトアクセス

以下のページにアクセスします。
https://www.python.org/
Mac_python_01

その後、「downloads」→「Mac OS X」を選択します。

・Step2:最新版python3系をダウンロード

Python3系の最新版を選択します。
「Latest Python 3 Release – Python 3.9.5」を選択します。
Mac_python_02

選択後、遷移したページ下方向にスクロールし、「Files」の「Mac OS X」の項目を表示します。
Mac環境の場合、intel Mac、またはApple Silicon版のインストーラーが用意されています。
Mac_python_03

お使いのMac環境にあったものを選択しダウンロードします。

・Mac環境の確認について

Mac環境については、画面左上の「りんご」アイコン→「このMacについて」を選択し確認することができます。
私の環境は、Intel Corei3 /MacOS Big Surとなっており、「MacOS 64-bit Intel installer」を選択しダウンロードしました。
Mac_python_04

・Step3:インストール

ダウンロードした「pkg」をダブルクリックし、インストーラーを起動します。
インストーラーは、基本的にデフォルトの設定で構いません。
「続ける」を選択していき、進めます。

(1)
Mac_python_05_a
(2)
Mac_python_05_b

pythonインストール後は、インストールされたかの確認を行いましょう。

◇インストール後の確認

pythonインストール後の設定、確認を行います。

・Step1:Path設定

今回インストールしたPythonは、以下階層にあります。
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.9/bin/python3

確認してみましょう。
①ターミナルを開き、「command+Shift+G」キーを押し、フォルダの場所を入力を表示します。
②先ほどの階層を入力し、「移動」を選択します。
Mac_python_06
③python3系がインストールされていることを確認します。

その後、上記パスをzprofileに追記します。
④Pythonの上記パスをzprofileに追記します。
A.「Macintosh HD」>「ユーザー」>ユーザー名の階層を表示します。
B.「command+Shift+.」キーを押して、隠しファイルを表示します。
C.その中から「.zprofile」を確認し、こちらをダブルクリックで開きます。
Mac_python_07
D.以下パスを「.zprofile」に以下を記述します。
PATH="/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.9/bin/python3${PATH}"

Mac_python_08

⑤command+Sキーで保存し、ターミナルを起動します。

※私のMac環境では、ターミナル等は「zsh」で管理しています。
こちらは、Big Surの一つ前のverから推奨となったためです。
zsh設定については、以下過去記事をご覧ください。

【業務効率化】MacOS Big surのFinder操作Terminal、Terminal操作まとめ

・Step2:ターミナルの起動

ターミナルは、以下の手順で起動が可能です。

「Menuからの起動」
①Macの画面余白を一度クリック、またはFinderを選択後、画面上部のMenuの「移動」→「アプリケーション」を選択します。
Mac_python_09

②「ユーティリティ」→「ターミナル.app」を選択します。
Mac_python_10

「Lanchpadから起動」
①Dock内にある「Lanchpad」を選択します。
Mac_python_11
②「その他」から「ターミナル」を選択します。

Mac_python_12

ターミナルが表示され、Dock内に表示されるので、右クリック→「オプション」→「Dockに追加」を選択しておきましょう。

・Step3:ターミナルでのコマンド確認

「Version確認」

まずはverチェックを行います。
ターミナルで以下を入力します。

Python3 --version

そうすると、インストールしているPython verが表示されます。
Mac_python_13

※注意
この時、「Python –version」と入力すると、python2.x系のverが表示されます。
(Python2系をインストールされていない場合は、not found等表示されます。)
Python3 –version」と表記するようにご注意ください。

「Python3ファイル場所確認」
次に、Python3が実行される際のファイルの場所確認を行いたいと思います。
この場合、以下のコマンドをターミナルに入力します。

Which Python3

そうすると、以下のように表示されることを確認します。

Mac_python_14

□Visual Studio Code(VSC)導入

続いて、コードエディターとして、Visual Studio Code(VSC)をインストールします。

◇インストール

まずはVSCをインストールします。

・Step1.:VSCサイトアクセス

以下VSCのページにアクセスします。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
Mac_vsc_01

・Step2:ダウンロード

「いますぐダウンロード」を選択後、Macに項目にあるダウンロードリンクを選択します。
Intel Chip、Apple Siliconとお使いのMacPCに沿ったverをダウンロードします。

私は、Intel Macですので「Intel Chip」を選択しました。

Mac_vsc_02

・Step3:インストール

VSCをダウンロード後、Zipファイルを解答し、「Visual Studio Code.app」をダブルクリックします。
Mac_vsc_03

その後、Applicationのフォルダにドロップ等行い、Application内に設定します。
また、次回以降起動を行いやすくするために、Dockにもついかしておきましょう。

◇VSC設定

VSCを起動しましょう。
起動後は、日本語設定とpythonのパス設定を行います。
Mac_vsc_04

・Step1:日本語設定

「拡張機能」の項目を選択し、検索枠で「Japan」と入力し検索します。
検索後、「Japanese Langage Pack for Visual Studio Code」を選択し、「Install」を選びます。
Mac_vsc_05

インストール後は、「Restart」を選択します。
Mac_vsc_06

VSCを再起動すると、日本語設定になります。

Mac_vsc_07

・日本語に変更できなかった場合
再起動後、日本語設定さなかった場合、以下の操作でも言語の変更が行えます。
①画面上MenuのView(表示)→ Command Pallet(コマンドパレット)を選択します。
②検索から「Configure Display Language」を入力し、検索ヒットした項目を選択します。

Mac_vsc_08
③「ja」を選択します。

Mac_vsc_09

◇Jupyter設定

・Step1:Jupyter検索

日本語設定後は、「Jupyter」をインストールします。
「拡張機能」を選択し、検索で「Jupyter」と入力します。

・Step2:Jupyterインストール

検索したJupyterを選択し、「インストール」を選択し、インストールします。
Mac_vsc_10

◇PythonのPath設定

VSC側のPython Path設定を行います。
①画面上部Menuの「表示」→「コマンドパレット」を選択します。
②その後、「python」と入力し、「インタープリンターを選択]」を選びます。
Mac_vsc_11
③Python3系のPathを選択します。
(キャプチャのPython3.9.2は、以前に導入したverとなっています。)
Mac_vsc_12

これで、VSC側のPython設定もOKとなります。

◇Jupyterファイルの作成

コードを書くファイルを作成します。
①表示→コマンドパレットを選択します。
②「Jupyter」と入力し、表示される項目から「Create New Blank Notebook」を選択します。
Mac_jupyter_01
③ファイルが作成できたら、「ファイル」→「名前をつけて保存」を選択します。
今回は「Mac_selenium01.ipynb」と設定し「OK」を選択します。
Mac_jupyter_02
④コードを試しに書いてみましょう。
5+5と記載し、Shift+Enter、または「▷」ボタンを選択し実行します。
Mac_jupyter_03

□Safariドライバ設定

次はドライバの設定を行っていきたいと思います。
Safariドライバの場合、Windowsで設定したChrome,Edge,FireFoxで各Driverを用意する必要はありません。
Safariブラウザ側の設定で行えます。

①Safariを起動し、画面上部のMenu「Safari」→「環境設定」を選択します。
②「詳細」タブを選び、「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックします。
Mac_Safari_driver_01
③「開発」→「リモートオートメーションを許可」にチェックをします。
Mac_Safari_driver_02

これでSafariドライバの準備はOKです。

□ブラウザ起動

Safariブラウザを起動します。

◇Selenium設定

・Step1:ライブラリインストール

まずは、Seleniumライブラリをインストールします。
以下コードを記述し、seleniumをインストールします。

!pip3 install selenium

私の場合、すでにインストールしているので、以下のように表示されます。
Mac_safari_01

・Step2:インポート

次にインポートを行います。
以下コードを記述し、Web Driver、timeをインポートします。
Mac_safari_02

 

・Step3:ブラウザ起動

ブラウザを起動しましょう。
以下を記述し、ブラウザを起動します。

#Safariドライバ起動
SafariDriver = webdriver.Safari()
SafariDriver.maximize_window()
Time.sleep(3)

#susakiworks表示
SafariDriver.get('https://www.susakiworks.com')
Time.sleep(5)

#ブラウザClose
SafariDriver .quit()

ブラウザが起動後、最大表示、susakiworksへ遷移、数秒後にブラウザ終了となればOKです。

Mac_safari_03

 

■最後に

今回は、MacOSのPython、VSC、selenium設定についてご紹介いたしました。
次回もMacOSでのテスト自動化について、ご紹介したいと思います。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。

 

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https://susakiworks.com/

 

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