Mac_Androidstudio_terminal_title

【テスト環境】MacOSで実機操作(キャプチャ/動画撮影/ログ取得)

みなさん、こんにちは。
今回は、MacOS環境でAndroid実機のキャプチャ取得、動画撮影、ログ取得操作をご紹介していきたいと思います。
基本的と言いますか、Windows 10環境とほぼ同じ操作で行えます。
過去の記事でご紹介していますので、こちらも参考にいただければと思います。

【テスト環境】Android Studio 実機操作(キャプチャ/動画撮影/ログ取得)

【テスト環境】Android Strudio adbコマンド(log,Capture,install,etc…)

 

各操作は、AndroidStudioまたはTerminalのコマンド操作で行うことができ、それぞれの操作をご紹介していきたいと思います。

■記事内目時

「AndroidStudioの場合」
キャプチャ取得
動画撮影
ログ取得

「Terminalでのコマンド操作の場合」
Android端末とMac PCの認識設定
キャプチャ取得
動画撮影
ログ取得

■AndroidStudioの場合

AndroidStudioでのキャプチャ取得、動画撮影、ログ取得についてご紹介していきます。
MacOSで、AndroidStudioの構築がまだの方は、以下記事を参考に頂ければと思います。
https://susakiworks.com/2021/02/11/macos_androidstudio/

まずは、AndroidStudioを起動しましょう。
また、Type-Cケーブルで、Android端末とMac PCを接続しておきます。
Terminalで「adb devices」を入力し、接続が問題なく行えていることを確認します。

次に、画面上部Menuの「View」→「Tool Windows」→「Logcat」を選択して、Logcatを表示しておきます。
赤枠部分で操作を行います。
Mac_AndroidStudio_logcat001

□キャプチャ取得

基本的には、ほとんどWindows OSと同じ操作でキャプチャをとることができます。
logcatの画面左側に表示されているカメラアイコン(Screen Capture)を選択し、キャプチャをとります。
1.カメライコンを選択します。
Mac_logcat01_capture012.Android端末のキャプチャの回転(Rotate Left、Rotate Right)等を設定し、「SAVE」ボタンで保存します。
Mac_logcat01_capture02

□動画撮影

動画撮影も同様です。
1.Logcatのカメラアイコンの下にあるムービーアイコン(Screen Record)を選択します。
Mac_logcat01_record01
2.「Screen Record Options」のウィンドウが表示されますので、「Start Recording」を選択します。
Mac_logcat01_record02

3.Android端末で、操作を行い、目的の内容が撮れましたら、stopボタンで動画撮影を停止します。
動画を保存する場所、名前を指定して保存します。
Mac_logcat01_record03
デフォルトでは、ユーザーローカル直下に保存されるようです。
Mac_logcat01_record04

□ログ取得

ログを取得する場合は、Logcatに出力されているログを以下操作を行います。
Mac_AndroidStudio_logs01
1.Ctrl+Aで選択
2.Ctrl+Cでコピー
3.Lanchapadにある「テキストエディット」等のテキストファイルにCtrl+Vで貼り付けします。
Mac_AndroidStudio_logs02

■Terminalでのコマンド操作の場合

続いて、Terminalコマンドでのキャプチャ、動画撮影、ログ取得を行なっていきます。
こちらに関しては、実は事前にadb devicesでMacとAndroid端末が認識が取れていることを確認していましたが、途中Macが突如起動しなくなるという事象に見舞われました。。。

その後、色々と調べMacの起動及び復旧はできました。
しかし、Android端末がMacで認識しない事象が発生しました。

その時の改善方法も含め、ご紹介していきたいと思います。

□Android端末とMac PCの認識設定

基本的に、MacOS、AndroidOSは、Linuxベースとなっていますので、Windowsのように、Android端末を認識するドライバ等は改めて用意する必要はありません。
しかしそれでもTerminalで「Adb devices」を入力して、以下のような端末の識別番号が返ってこない場合は、別途対応する必要があります。
・Asus Zenfone3の場合
List of devices attached
H8AZCY00L99073M device

対応としまして、「Android file Transfer」をインストールします。
以下ページにアクセスし、 「DOWNLOAD NOW」から該当のソフトウェアをダウンロードし、インストールします。
・URL:
https://www.android.com/filetransfer/
Mac_terminal_a

インストールしましたら、Android端末と、Mac PCをType-Cで接続後「Android file Trancefer」を起動します。
すると、Mac側でAndroid端末のフォルダ階層にアクセスすることができます。
Mac_terminal_b
また、Terminalで認識できなかったAndroid端末も、認識出来るようになります。
Mac_terminal_c

□キャプチャ取得

Terminalでキャプチャを行う場合は、以下手順となります。
事前に、キャプチャを撮りたい画面をAndroid端末で表示しておきましょう。

1.「Android file Transfer」でファイル階層を確認します。
今回は、Windows OSの時と同様に、「Screenshots」のフォルダにキャプチャを保存しようと思います。
Mac_terminal_Screenshots01

2.Terminalで、以下コマンドを入力します。
まずはshellモードとします。
Adb shell

2.以下を入力します。
screencap -p /sdcard/screenshots/test01.png

しばらく待つと「test01.png」というファイルが「ScreenShots」フォルダに保存されます。
Mac_terminal_Screenshots02

コマンドとファイル名を変更することで素早くキャプチャを取れるので、慣れるとAndroidStudioよりも、Terminalでとる方が早いと思います。

3.以下を入力し、shellモードを終了します。
exit

□動画撮影

続いて、動画撮影を行います。

1.以下を入力し、shellモードとします。
Adb shell

2.続いて、以下コマンドを入力します。
screenrecord /sdcard/movies/test_movie001.mp4

3.Android端末で、撮影したい操作を行います。

4.動画を撮り終えたい場合は、control+cキーを押して、スクリーンキャプチャと同様に、「exit」を入力し、shellモードを終了します。

5.動画は、Android端末内の「movies」フォルダに「test_movie001.mp4」として保存されます。
Mac _terminal _movie01

□ログ取得

最後にログを取得します。

1.一度以下コマンドを入力し、ログ取得前の余分なログを消しておきます。
Adb logcat -c

2.以下コマンドでログを取得します。
Adb logcat -v time>/Users/susaki/logs.txt

3.Android端末で操作を行います。

4.Android端末操作後、logを取得できたら、terminalを終了させます。

5.ログは、今回「/Users/susaki/」の階層に「logs.txt」ファイルとして保存しました。
Mac_terminal_log01
Mac_terminal_log02

■最後に

今回はAndroidStudioと、Terminalでのキャプチャ取得、動画取得、ログ取得についてご紹介いたしました。
Android端末でのテストなど行う際に、参考にいただきますと幸いです。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

 

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