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【テスト環境】Android Studio 実機操作(キャプチャ/動画撮影/ログ取得)

皆さん、こんばんは。
今回は、Android StudioとAndroidの実機を使用して、画面キャプチャ、動画撮影、ログ取得の操作を行っていきたいと思います。
また、前回の記事でご紹介した開発者向けオプションを使用して、画面キャプチャ、動画撮影に有効な設定をご紹介したいと思います。

■記事内目次

「Logcat機能」
画面キャプチャ
動画撮影
ログ取得

「開発者向けオプション設定」
タップ領域
境界線表示

■Logcat機能

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Android StudioのLogcatには、画面キャプチャ、動画撮影、ログ取得といった一連の操作が行えます。
以前は、adbコマンドベース、「monitor」と呼ばれるツールがありましたが、最近のAndroid Studioではそれぞれの操作が問題なく行うことができます。
まずは、Android端末とPCを接続後、コマンドプロンプトで「adb devices」と入力し、認識/接続が問題なく行えているか確認しましょう。

□ 画面キャプチャ

Android Studioを起動しましょう。
起動後は、画面上部のMenuから「View」⇒「Tool Windows」⇒「Logcat」を選択します。
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尚、ショートカットで、「Alt+6」で表示することも可能です。

画面左下に、カメラアイコンが表示されます。
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この時、Android端末側で、キャプチャしておきたい画面を表示しておきましょう。
Android端末側の表示が問題なければ、先ほどのカメラアイコンを選択します。
すると、以下のような画面が表示されますので、「Save」を押して、任意の階層に保存しましょう。
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キャプチャした画像が問題なくとれていれば、OKです。
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□動画撮影

続いて動画撮影を行います。
動画撮影は、Logcatツールのカメラアイコンの下に、「Screen Record」と呼ばれるムービーアイコンがありますので、そちらを選択します。
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動画撮影は、以下のダイアログに書かれているように、最大3分までの撮影が行えますので、Android端末で動的なバグの再現などを撮影する際は、3分以内に抑えて撮影しましょう。
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「Start Recording」で動画撮影を開始できます。
撮影中は、「Stop recording」で動画撮影を止めることができます。
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以下動画ファイルは、サンプルとして、AndroidOS8のイースターエッグを表示するまでを撮影しています。
https://susakiworks.com/wp-content/uploads/2020/12/movie.mp4

動画撮影が3分をオーバーする場合は、要所要所で区切って撮影しましょう。

□ログ取得

ログ取得も同様、Logcat内で行うことができます。
以下赤枠がAndroid端末のログ出力となります。
20201221_image_02

こちらは、ユーザーが操作を行っていない場合でも、バックグラウンドで行われている処理が出力されています。
ログの取得は、基本的に、ログ出力部分を選択して、以下操作でログ取得が行えます。
①Ctrl+Aで全選択
②Ctrl+Cでコピー
③テキストファイルにCtrl+Vでペースト

ログは、アプリの強制終了や、動的な操作でエラーが起きたときなど、その原因を特定するのに、非常に有効な情報です。
バグ報告時の追加情報として、ログを取得できる場合は、バグレポートと合わせて添えておきましょう。
また、ログは、膨大な情報が出力されるので、アプリの強制終了など発生した場合は、その発生した時刻等をメモしておき、
テキストファイル名や、バグレポートに追記しておきましょう。
20201221_image_02_1(例)
アプリ強制時/15:30頃など

■ 開発者向けオプション設定

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続いて、Logcatでのキャプチャや動画撮影に有効な「開発者向けオプション」の設定について、ご紹介したいと思います。
Android端末の「設定」アイコン⇒「システム」⇒「開発者向けオプション」を選択します。
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□ タップ領域

開発者向けオプションの中間程に位置する「入力」の「タップを表示」設定をONにします。
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これにより、ボタン選択や、タップ操作した内容を視覚的に表すことができるため、動画撮影時にとても有効です。
Android端末の動作関連でバグ報告を行う際は、こちらをONに設定した状態で、動画撮影を行ってみましょう。

□ 境界線表示

こちらも、開発者向けオプションの下部あたりにある「描画」の「レイアウト境界を表示」をONに設定します。
すると、以下のような画面表示となり、各ボタンやテキストなどの表示位置の境界線が表示されます。
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こちらを表示することの利点としましては、Androidアプリの表示確認を行う際、「ピクセル単位」のチェックが行えることです。
プロジェクトの案件によっては、アプリ内のレイアウトチェックで、ピクセル単位で確認することがあったりします。
そのような場合は、こちらの境界線をONに設定して、確認してみましょう。
ピクセル単位でのはかり方などは、別の機会で、ご紹介したいと思います。

 

■最後に

今回はAndroid Studioを使用して、実機の画面キャプチャ、動画撮影、ログ取得、及び開発者向けオプションの設定について、ご紹介させていただきました。
次回は、エミュレータ―に関する内容をお伝えしていきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

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