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【テスト環境】Android Studio Windows10認識設定

皆さん、こんにちは。
今回は、Android端末とWindows10PCとの認識設定について、ご紹介していきたいと思います。
以下の内容について、述べていきたいと思います。

■記事内アジェンダ

・Android Studio SDK Managerでのインストール
・Android端末とWindows10PCとの接続
・ドライバ設定/端末認識

 

■Android Studio SDK Managerでのインストール

Androidstudio_image_01
まずは、Android Studioから必要なファイルをインストールします。
その際、「SDK Manager」を使用します。

□「SDK Manager」について

「SDK Manager」は、アプリを作成する際や、エミュレータを構築する際のAndroidの各Ver、SDK(ソフトウェア開発キット)や、SDKのツールをインストールすることができます。
「SDK Manager」は、以下方法でアクセス、表示することができます。
・画面上部のアイコンを選択
Androidstudio_image_01_1・Menuの「Tools」⇒「SDK Manager」
Androidstudio_image_01_2

 

□「SDK Manager」からファイルのインストール

「SDK Manager」のアイコンを選択して、開いてみましょう。
以下のような画面が表示されると思います。
Androidstudio_image_01_3開くと「Android SDK」の「SDK Platforms」タブが表示されていると思います。

◇ SDK Platformsタブ

その画面で、まずはWindows10PCと認識させたいAndroidOS ver、またはエミュレータ等で作成したいSndroidOS verを選択します。
私の場合は、前回の記事でご紹介したように、Asus ZenFone3はOS8となっていましたので、「Android 8.0(Oreo)」を選択します。

◇ SDK Toolsタブ

次に、「SDK Tools」タブを選択しましょう。
こちらでは、ドライバ類をインストールすることができます。
デフォルトですでにチェックがついているものもありますが、今回は以下赤枠の「Google USB Driver」をインストールしたいと思います。
Google USB Driver」にチェックをつけましょう。
その後、「OK」を選択します。

Androidstudio_image_01_4

◇ インストール

OKを押した後、以下「Confirm Change」のモーダルが表示されます。
選択したPlatformsを複数選択した場合など、結構な容量になるので、確認しましょう。
Androidstudio_image_01_5

インストールが完了すると、以下のような表示となりますので、「Finish」を選択します。
今回は比較的少ないファイル数のダウンロードとなっていますので、そこまで時間はかかりませんが、Platformsのチェックを複数つけていた場合など、結構時間がかかると思いますので、気長に待ちましょう。

Androidstudio_image_01_6

□ インストール後のチェック

「Google USB Driver」がインストールされたかチェックしてみましょう。
私の場合、以下にインストールされていることを確認しました。
C:\Users\sinsu\AppData\Local\Android\Sdk\extras\google\usb_driver

Androidstudio_image_01_7

■ Android端末とWindowsPCとの接続

Androidstudio_image_01_8
Android端末とWindowsPCを接続する場合、USBケーブル(Type-C等)と接続する場合、以下をチェックする必要があります。

◇ Android端末側/USB接続タイプの確認

Android端末は、メーカー等によって、WindowsPCと接続する際にデフォルトの接続タイプが「充電のみ」となっている場合があります。
Android端末のテストで、画面キャプチャや動画、ログを取得する際は、「転送」形式のタイプを選びます。
USBケーブル経由でAndroid端末とWindowsPCと接続した場合、以下のような画面が表示されると思います。

Androidstudio_image_01_9

「はい」を選択することで、USBの接続タイプを「ファイルを転送する」に設定することができます。
こちらは、機種、メーカーによって様々ですが、WindowsPCと接続した後、画面上から下へフリックすると以下画面が表示されます。
該当の項目をタップします。Androidstudio_image_01_10

Android端末をテストする際にP、WindowsPCと認識させる場合は、基本的に「ファイルを転送する」にチェックで問題ないと思います。

Androidstudio_image_01_11

 

◇Android端末側/USBデバッグON

続いて、「開発向けオプション」の設定で、USBデバッグをON設定します。
こちらは、「設定アイコン」⇒「システム」⇒「開発者向けオプション」の画面で、「USBデバッグ」の項目をONに設定します。

Androidstudio_image_01_12

一旦、以上でAndroid端末側の設定は、OKとなります。

■ドライバ設定/端末認識

Androidstudio_image_01_13
続いてPC側のドライバ設定、及び端末認識を行っていきます。
ドライバ設定および端末認識は、主に以下操作で行うことができます。
・Android端末とPCを初回接続時
・メーカー側で用意されたドライバ
・端末ハードウェアをinfファイルに追加

□Android端末とPCを初回接続時

こちらは、最近の端末であれば、Android端末とWindowsPCを接続した際、自動的にドライバのインストールが実行され、手間がほとんどかかりません。
自動インストール後、Android端末をWindowsPCに接続し、コマンドプロンプトで「Adb devices」を入力し、以下のような数字とアルファベットの複合の文字列が表示されればOKです。
Androidstudio_image_01_14

□ メーカー専用のドライバをインストール

上記自動のインストールで、Android端末とWindowsPCの接続がうまく認識しない場合は、メーカーによっては専用のドライバを提供していますので、そちらを利用される方法もあります。

・Sony Experia系
https://www.sonymobile.co.jp/support/software/xperia-companion/

・Asus
https://ux.getuploader.com/yakudatu/download/25/ASUS_Android_USB_drivers_for_Windows.zip
こちらは、Zipで回答したファイル一式を、以降の「端末ハードウェアをinfファイルに追加」時の工程のように、ドライバの更新としてファイルを指定することで、認識が行えます。

□端末ハードウェアをinfファイルに追加

こちらは、最近ではあまりなじみはないかもしれませんが、端末のハードウェア情報を「Google USB Driver」でインストールしたinfファイルに追記する方法です。
手順としては、以下となります。

◇①Android端末のハードウェア情報を確認

Android端末のハードウェア情報をまず確認します。
Android端末のハードウェア情報は、以下操作で確認できます。
1.Android端末とWindowsPCをUSBケーブルで接続します。
2.スタートメニュー付近の検索から「デバイスマネージャー」と入力し、検索します。
3.デバイスマネージャーで、該当のAndroid端末を表示しまします。
Androidstudio_image_01_154.該当のAndroid端末を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
Androidstudio_image_01_165.詳細タブを選択後、プロパティを「ハードウェアID」を選択し、「値」をそれぞれ控えます。
私が所有しているZenFone3は以下となっています。
USB\VID_0B05&PID_7781&REV_0318&MI_00
USB\VID_0B05&PID_7781&MI_00
Androidstudio_image_01_176.次に、Android Studioでインストールした「Google USB Driver」の階層に遷移します。
私の場合は、以下階層となります。
C:\Users\sinsu\AppData\Local\Android\Sdk\extras\google\usb_driver
こちらの階層にある「android_winusb.inf」ファイルをテキストで開きます。
Androidstudio_image_01_18こちらでは、Googleから販売されたNexusシリーズのハードウェアのデバイス情報がけいさいされており、こちらと同じような表記で、該当のAndroid端末を追記します。
[Google.NTx86]、[Google.NTamd64]それぞれの場所に追記し、保存します。
(記載例)
;Asus ZenFone3
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0B05&PID_7781&REV_0318&MI_00
%SingleBootLoaderInterface% = USB_Install, USB\VID_0B05&PID_7781&MI_00

7.デバイスマネージャーのAndroid端末のプロパティを表示します。
ドライバータブの「ドライバーの更新」⇒「コンピューターを参照してドライバを更新」を選択します。
更新したinfファイルが格納されている階層を指定します。
Androidstudio_image_01_19
「次へ」を選択して、ドライバの更新処理が走ればOKです。

□ 端末認識の確認

Android端末の認識ができたか、最後に確認します。
コマンドプロンプトを開き、「adb devices」を入力します。
以下のように、Android端末の情報が表示されたらOKです。
Androidstudio_image_01_20

 

■最後に

今回は、Android StudioのSDK Managerでのインストール、Android端末とのWIndowsPCとの認識方法をご紹介させていただきました。
次回は、画面キャプチャ、動画キャプチャ、ログ取得について、ご紹介したいと思います。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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