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【News】1/3週のニュース(JSTQB「Specialist」認定試験,ADOC Testing Service 他)

皆さん、こんにちは。
今週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース2記事、海外ニュース記事をご紹介回したいと思います。

■記事内目次

「国内ニュース」
JSTQBによる「自動車ソフトウェアテスト担当者」の認定試験のお知らせ
AI技術による探索的テスト自動化サービス「ADOC Testing Service」の発表

「海外ニュース」
ソフトウェアテスト会社が、学生訓練・雇用ために500万ドルを投資
Webテスト自動化の課題を克服する方法

 

■国内ニュース

□JSTQBによる「自動車ソフトウェアテスト担当者」の認定試験のお知らせ

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000054604.html

こちらは、ソフトウェア技術資格認定の運営組織(JSTQB)による、Foundation Level「自動車ソフトウェアテスト担当者」の認定試験のお知らせとなります。
こちらの認定試験ですが、2021年3月22日に第1回目のFoundation Level「自動車ソフトウェアテスト担当者」の認定試験を実施するとのことです。
申込は、2021年2月1日(月)~2月19日(金)の期間となります。
本試験は、Foundation Levelの資格を持っている方が対象とのことです。

試験会場は、東京、名古屋の2か所のみで、定員はそれぞれ50名となっているようです。
現在、緊急事態宣言が東京、名古屋ともに出ていますので、開催が見送られる可能性があるとのことですので、ご注意ください。

詳細は以下ページに掲載されているとのことですので、ご興味のある方は覗いてみてみると、良いかもしれません。
http://juse.or.jp/sqip/qualification/jstqb/foundation.html#fl_cartest

また、今回のFoundation Level「自動車ソフトウェアテスト担当者」に有益なシラバスもありました。
以下ページの「FLシラバス(Specialist)自動ソフトウェアテスト担当者」が該当します。
http://jstqb.jp/syllabus.html#syllabus_foundation_specialist

個人的には興味深い資格試験ではありますが、時期が良くないため、見送る方が良いかもしれませんね。。。

□AI技術による探索的テスト自動化サービス「ADOC Testing Service」の発表

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https://www.dreamnews.jp/press/0000229304/
こちらの記事は、株式会社アドックインターナショナルが国内初のAI駆動の探索的テスト自動サービス「ADOC Testing Service」の提供を開始したニュースとなります。
この「ADOC Testing Service」は、テスト対象をモデリングし、テストケースの自動生成や自動化を広げ、ソフトウェアやシステムの品質向上を図ります。

「ADOC Testing Service」のサービスは、専任チームによるサービス実装からテスト実行、レポートまで受託するとのことで、テスト担当者やQCといったメンバーがいない会社にとってコスト削減になると思われます。
探索的テストのみに関わらず、コンサルティング、モデル設計・開発、テスト自動化・実行、フィードバックといったものも含まれるようです。

以下公式サイトを覗いて見ました。
https://adoc-teslab.com/

サービス対象は、ソフトウェアに限らず組込み系システムでの利用とできるとのことです。
ゲーム、自動車、禁輸、ヘルスケア、製造、物流サービス、車載、医療機器など、幅広くサポートされているようです。

サービスの料金に関しては、各種問い合わせとのことです。

ご興味のある方は、上記サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

■海外ニュース

□Software-testing firm secures $500K to train, employ Indigenous students

https://www.northernontariobusiness.com/industry-news/aboriginal-businesses/software-testing-firm-secures-500k-to-train-employ-indigenous-students-3257382
こちらは、「northernontariobusiness」サイトのニュース記事で、「ソフトウェアテスト会社は、先住民族の学生を訓練し、雇用するために50万ドルを確保しています」という内容になります。
カナダの「PLATO」社は、5000,000ドル(5億)を新規に投資を行い、ソフトウェアテスターとして、全国の学生のとレーニングと、雇用を継続するとのことです。
こちらの「PLATO」社では、2015年に「PLATOTesting」を立ち上げ、学生にソフトウェアテストについて教育するプログラムを行っているとのことです。
ソフトウェアテストを主とした専門学校のようなものだと思います。

「PLATOTesting」のトレーニングを終えた学生は、Webサイト、スマートフォンアプリ等のテストを行う会社でのフルタイムでの仕事が保証されているとのことです。
「PLATO」社では、ゲームや銀行といったパートナー会社とあり、そういった会社にソフトウェアテスターとして仕事に就かせるといったことだと思われます。

2019年に最初の11名が卒業し、第二期では60名を雇用するとのことです。
「PLATO」社の目標としては、カナダ全土の場所で、1,000人の先住民のソフトウェアテスターを雇用させることを掲げているとのことです。

素晴らしい取り組みだと思います。
日本では、開発、デザインを専門とした学校はありますが、ソフトウェアテストに関する学校、機関がほとんどありません。
日本でもこの「PLATO」社のような取り組みは、ソフトウェアテストの地位向上も含めて、あってもいいと考えています。
学校とまでもなく、Webセミナー、Webでの学習コースなどあっても良いかと考えます。
私自身、このような取り組みを行っていきたいとも考えます。

面白い記事でしたので、ご紹介させていただきました。

□How to Overcome Web Test Automation Challenges

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https://devops.com/how-to-overcome-web-test-automation-challenges/
こちらは、「DevOps.com」の「Webテスト自動化の課題を克服する方法」のニュース記事となります。
以下の内容について、述べられています。

◇自動化はWebテストを変革する

昨今のモバイル、Webベースのアプリケーションサービスは、組織にとって重要な収益源です。
そのため、ユーザーや企業が満足する機能と、ユーザーエクスペリエンスが重要です。
アジャイル開発が支流になりつつある中、限られた時間やコストで、一定のユーザーエクスペリエンスを提供するには、十分なテスト、品質が求められます。

上記のような懸念は、Webテストの自動化を実装することで、適切に対処できます。
Webテストを自動化することで、カバレッジが向上し、テスト実行の高速化を測れます。
しかし、テスターは、自動化されたWebテストを実現する際に多くの課題に直面します。

◇Webテストの自動化の課題

Webテストの自動化を行うことで、テスターにとっては以下のような特定の課題が伴います。

・頻繁なUI変更処理

WebアプリケーションのUIの多くのコンポーネントは、ロジックが頻繁に更新される傾向があります。
新しい機能の追加などが主な原因です。
そのため、UIテストスクリプトのメンテナンスは、テストチームにとって課題になります。

・複数のエラー処理

複雑なシナリオ、大量データを含むプロジェクトの場合、エラー処理はWebテストの自動化では面倒なプロセスになる可能性があります。

・画像の比較

画像の形状、色、ピクセルなど検出することは、Webテストプロセスの重要な部分です。
画像比較の処理を効率的に行うのに役立ちます。

・長いテストスクリプトの実行時間

Webテスト の自動化は時間のかかる作業です。
アジャイル環境開発では、テストリリースの品質を確認するための限られた時間に対応する必要があります。

・様々なUI要素のテストの複雑さ

最新のWebアプリでは、埋め込みフレーム、フローチャート、図、マップなど複雑な機能があるます。
機能的、非機能的なWebテストはより困難になります。

・Webテスト自動化のROI

テスト自動化スクリプトの作成と保守に費やされる時間が増加します。
そのため、Webテストを継続的に実行しながらROIを計算することが困難です。

◇課題を克服する方法

課題を克服する方法として、以下が挙げられます。

・コードレスソリューションの選択

コードレステスト自動化ソリューションを検討する必要があります。
スクリプトメンテナンスプロセスを容易にし、テスターが時間とお金を節約できるようにするためです。

・複雑ではないUIOテストに共通のUI要素を選択する

Webテストを単純化するように努め、効率的に戦略を立てて精力的にテストします。

・オブジェクトリポジトリの活用

共通のリポジトリを作成することで、組織はテストメンテナンスに伴うコストと労力を削減できます。
テストの初期段階でUIテストケースを減らし、テストが進むにつれてカウントをゆっくり増やすことが望ましいです。

・自動テストに組織レベルのベストプラクティスを採用する

組織レベルの最良のコードレビュープロセスに従って、最良のテスト自動化結果を保証します。

Webテスト自動化の採用が成功すると、QAチームは回帰テストの労力と時間を大幅に削減できます。
しかし、このような実装から真に利益を得るには、Webテストの自動化に関連する特定の課題を軽減することが重要です。
これらの課題を効果的に処理することで、チームは優れたUIとUXを提供する堅牢でユーザーフレンドリーなWebアプリを提供できます。

以上「DevOps.com」の「Webテスト自動化の課題を克服する方法」の内容となります。
私自身、業務で、Webサービスのテスト自動化に取り組んでおり、参考になるニュース記事でしたので、ご紹介させていただきました。

 

■最後に

今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース2記事をご紹介いたしました。
今後も有益な情報をご紹介していきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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