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【News】2022年8月3週(JSTQB/書籍増版/バルテスイベント/Sofy.)

皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介する内容は以下となります。

■記事内リンク

1.JSTQB/2022 年 10 月以降にピアソンVUEによるコンピューター試験開始のお知らせ

2.ソフトウェアテストの教科書 重版決定!

3.バルテス社イベント「PM/SEのための上流工程戦略会議」

4.ノーコード モバイル アプリ テスト プラットフォーム「Sofy.」 が950万ドルの資金調達

□1.JSTQB/2022 年 10 月以降にピアソンVUEによるコンピューター試験開始のお知らせ

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000054604.html

こちらは、ソフトウェアテスト技術者資格認定組織(JSTQB)が認定試験にピアソンVUEによる試験実施の契約を締結し、2022年の秋ごろからコンピューター試験に移行される内容となります。

従来は、各所定の試験会場にて年2回のマークシートによる試験が実施されていましたが、今後は全国各地に設置されているテストセンターにおいて、オンラインによる試験を受験することができるようになります。

詳細においては、JSTQBの公式から適時連絡があるとのことですので、本ブログでも10月近くになりましたら、ご紹介したいと思います。

JSTQBの認定試験の公式ページは、以下からアクセスできますので、気になる方はアクセスしてみてください。
https://jstqb.jp/attribute.html

□2.ソフトウェアテストの教科書 3回目の重版決定!

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000030691.html

こちらは書籍「ソフトウェアテストの教科書」が3回目の増版となった内容になります。
「ソフトウェアテストの教科書」の初版は、2012年となっており、10年以上前に出版されました。
そのため、ウォーターフォール開発によるソフトウェアテストについての内容が中心となっていましたが、最近の流れとしてアジャイル開発が支流となってきており、またテスト自動化の導入も増えてきました。

本書籍では、アジャイル開発、テスト自動化の内容についても改定版では追加されています。
「ソフトウェアテストの教科書」の内容は主に以下となっています。

◇「ソフトウェアテストの教科書」内容構成


Part1 ソフトウェアテストの基本
第 1 章 ソフトウェアテストとは
第 2 章 ソフトウェア開発の流れとテスト工程
第 3 章 ホワイトボックステストとブラックボックステスト

Part2 さまざまなテスト技法
第 4 章 同値分割テスト・境界値テスト
第 5 章 デシジョンテーブルテスト
第 6 章 状態遷移テスト
第 7 章 組合せテスト技法
第 8 章 テスト技法適用チャート

Part3 テストドキュメントとモニタリング
第 9 章 テストドキュメントの作成
第 10 章 テストドキュメントの正しい書き方
第 11 章 テスト実施のモニタリング

Part4 次のステップへ
第 12 章 アジャイル開発とテスト
第 13 章 テスト自動化

私も本書籍は読んでおり、テスト技法などの内容も参考になりました。
ソフトウェアテストの基礎学習、応用学習にも使えると思いますので、ご興味のある方は本書籍を手に取ってみてはいかがでしょうか。

【この1冊でよくわかる】 ソフトウェアテストの教科書

□3.バルテス社イベント「PM/SEのための上流工程戦略会議」

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https://techplay.jp/event/868585

こちらは、バルテス社が開催するイベント「PM/SEのための上流工程戦略会議」についての内容となります。
今回のイベントは、PMやSEを対象とした上流工程に関する内容を題材としたイベントとなっており、無料で参加することができます。
イベント概要は以下となります。

・イベント名:PM/SEのための上流工程戦略会議 ~「手戻りを減らし」「効率的に」「品質を上げる」には?~
・主催:バルテス株式会社
・登壇者:石原 一宏氏、畠山 塁氏
・参加費:無料
・タイムライン:19:00~19:05/オープニング

19:05~19:30/
上流工程における“少しの手間”で、品質とコストを大きく改善する勘所

19:30~19:45/
上流工程が原因で炎上した事例3選と、対策ポイント

19:45~20:05/Q&A

20:05~20:10/クロージング
・参加方法:https://techplay.jp/event/868585

8/20(土)時点で、定員まで残りわずかとなっていますので、気になる方は、上記サイトにアクセスされてみてはいかがでしょうか。

□4.ノーコード モバイル アプリ テスト プラットフォーム「Sofy.」 が950万ドルの資金調達

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https://techcrunch.com/2022/08/18/sofy-raises-cash-to-grow-its-no-code-mobile-app-testing-platform/

こちらは「techcrunch.com」に掲載されていた内容となります。
海外のモバイルアプリ向けノーコードテスト自動化ツール「Sofy.」が総資本950万ドルに達した内容となります。
「Sofy.」はMicrosoftのエンジニアリングリーダーのSyed氏が2016年に立ち上げました。

「Sofy.」では、大手企業のMicrosoft社が導入していたり、海外では注目されているモバイルのローコードプラットフォームです。
気になったので、公式サイトにアクセスしてみました。

◇「Sofy.」の概要

https://sofy.ai/

「Sofy.」の特徴をまとめてみました。

・コードの自動定義
テストコードを一度定義すると、ソースコードが変更されるたびに、自動的に実行される。

・簡単操作でテストコード、自動化実行
ボタンクリック操作のみで、実デバイスの取得、テストケースの設定、自動化変換が可能。
Appiumへの依存を取り除く。

・機械学習によるテストアイテムの作成
機械学習によるテストケース・テストスイート、テンプレートの作成が可能

・テスト実行のスケジューリング
テストの自動実行や、各環境のビルド監視なども対応。

・CI/CDパイプラインから直接自動テスト実行が可能
「Bitrise」CI/CDプラットフォーム連携による自動テストの実行が可能

・価格
スタートアップ(無料トライアル)、Pro、Enterpriseモデルを用意

今回の記事を取り上げたのは、モバイル向けのローコードツールであること、Microsoftが利用していること、また「Sofy.」は、
「Autify」などのツールとも競合している旨が明記されていました。
今後、Mabl等のように日本にも進出してくるのではないかと思います。
今後が期待ですね。

以上、「Sofy.」について取り上げてみました。

□最後に

今回は、以上のニュースを取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。

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