皆さん、こんにちは。
今回もソフトウェアテスト、テスト自動化に関する国内、海外記事をご紹介したいと思います。
今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース1記事を紹介したいとお思います。
「記事内目次」
〇国内ニュース
・株式会社ZOZOテクノロジーズのECサイトの品質管理に「Autify」の導入
・日立ソリューションズから米Appvanceの「Appvance IQ」の販売開始
〇海外ニュース
・Why is Software Testing Considered a Tough Job?
■国内ニュース
□株式会社ZOZOテクノロジーズのECサイトの品質管理に「Autify」の導入
(Autify社ページより)
https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2020-11-05-49466-8/
こちらは、タイトルの通り、株式会社ZOZOテクノロジーズのECサイトの品質管理として、「Autify」が導入されたとのニュースとなります。
「Autify」は、過去に株式会社DeNA、株式会社チームスピリットがECサイト向けに導入した際のニュースをご紹介させていただきました。
今回で株式会社ZOZOテクノロジーズで、「Autify」の導入は3社目になるのではないかと思います。
https://susakiworks.com/?s=Autify
今回の記事では、「Autify」を導入することで、テストを含めた品質管理の属人化の脱却、各ブラウザテストの対応を図られたとあります。
また、自動テストツールの導入で、1時間に1回のリグレッションテストを実施しているとのことです。
確かに、こちらはマニュアルで行うより、工数も削減でき、かつ品質向上に努めることができると思います。
さらに、「Autify」では、基本ノーコードで、ウェブアプリケーションの自動テストを行うことで、フロントエンド、開発者、品質管理者問わずに使い方をマニュアル化しておけば誰でも扱えるようです。
ECサイトなど、ブラウザをベースとしたサービスを行っている企業では、「Autify」はまさにうってつけのテスト自動ツールと思われます。
Autifyに関して気になる方は以下サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。
https://autify.com/ja
□日立ソリューションズから米Appvanceの「Appvance IQ」の販売開始
(Appvance社ページより)
https://active.nikkeibp.co.jp/atcl/act/19/00005/102200333/?i_cid=nbpnxta_top
こちらは、タイトルからでは伝わりづらいですが、米国の会社Appvanceのソフトウェア自動開発ツール「Appvance IQ」が日立ソリューション社から販売されるとのニュース内容になります。
こちらの「Appvance IQ」も、基本ノーコードで能テスト、負荷テスト、セキュリティ脆弱性テストなどを実施できるとのことです。
各テストの概要は、以下内容となります。
・機能テスト:テスト担当者の画面操作をレコーディングしてテストスクリプトを生成
・負荷テスト:仮想ユーザーによってシステムに対してアクセス負荷を最大300万人規模まで実施可
・脆弱性テスト:システムの脆弱性を突くテスト(OWASPが規定した標準に準拠)を用意
・回帰テスト:アプリケーション稼働環境をスキャンし、アクセスログを解析することで、回帰テストのスクリプトを自動生成
日立ソリューションズからは「Appvance IQ」の販売の他、トレーニング、問い合わせ提供など支援があるとのことです。
「Appvance IQ」に関しては、以下Appvance社のサイトで、より詳しい情報が掲載されていました。
https://www.appvance.ai/
AIによる機械学習などにより、テストスクリプトを組み立てることなどが行えるようです。
本サービスの概要、Ebook(個人情報など一部登録が必要)の他、以下機能紹介のYouTube動画も掲載されていました。
https://www.youtube.com/c/Appvance/videos
ご興味のある方は、上記本サイトやYouTube等、アクセスしてみては如何でしょうか。
■海外ニュース
□Why is Software Testing Considered a Tough Job?
「こちらは、ソフトウェアテストが難しいとみなされるのはなぜか?」という記事内容になります。
この記事の「レイ・パーカー」氏の記事内容は、ソフトウェアテストのテスターの立場で記事を書かれています。
この方は、ソフトウェアテストの実務経験をされていると思われ、深い内容を記載されています。
ソフトウェアテストを難しくする要因として、以下内容を述べられています。
・正しい入力に対してソフトウェアをチェックするだけでなく、間違った入力に対する応答も記録する必要がある
・テストがすべてのテストケースとともに実行され、透明性を維持できることを示す証拠があるように、テストプロセスを記録する必要がある
・システムは、さまざまな観点からテストする必要があり、リストされているすべての要件が例外的に満たされていることを確認する必要がある
・ユーザーの視点を考慮してテストプロセスを検証する必要がある
・シナリオを作成し、アプリケーションをテストする必要がある
・アプリケーションの負荷とパフォーマンスをテストし、アプリケーションにストレスがかかったときにどのように動作するかをテストする必要がある
・システムのセキュリティを確保するためのアプローチを特定する必要がある
確かに、ソフトウェアやアプリケーションの機能テストだけではなく、ユーザーシナリオを考慮したテスト、負荷テスト、セキュリティテストなど多方面からテストアプローチを行い、品質向上に努める必要があります。
これらは、やはり経験により積み重ねて、行く必要があると思います。
また、ソフトウエアのテストプロセスについて、どれほど単純であろうと複雑であろうと、テストプロセスを設定し、それに取り組む必要があります。
こちらの記事では、以下4つのフェーズについて述べられています。
・テストシナリオの実行
・テストシナリオの評価
・ソフトウェア環境モデリング
・ソフトウェアの進捗状況の測定
レイ・パーカー氏は、上記を含むテストプロセス等を無視した場合、以下のように述べています。
「最も費用のかかる間違いを犯しており、将来確実に後悔するでしょう。」
これは、テストプロセスや、アプローチの方法を十分に対応しないことで、デグレードの発生や、要件、要求を満たさないものとなってしまい、
その修正対応等で費用がかさんでしまうとの意を示すものだと思います。
開発プロセス・テストプロセスが不十分のプロジェクトでは、納期までにソフトウェアを仕上げることができず、コストのみかさんでしまうことでしょう。
さらに付け加えるならば、これらの失敗を振り返りをせず、次のプロジェクトに活かせない会社は、成長の見込みもままならないでしょう。
こちらの記事は、ソフトウェアテストに関する考え方、とらえ方を見直すことのできる記事内容となっていましたので、今回ご紹介させていただきました。
■最後に
今週のソフトウェアテスト、テスト自動化に関する国内ニュース2記事、海外ニュース1記事をご紹介させていただきました。
「Appvance IQ」に関する内容は、興味深かったので、Youtubeの機能紹介動画や、特設サイトを改めてチェックしたいと思います。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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