皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース2記事、海外ニュース2記事をご紹介回したいと思います。
■記事内目次
「国内ニュース」
・デスクトップ自動化ツール「Microsoft Power Automate Desktop」無償提供開始
・Qbook「この一冊でソフトウェアテストの基本がわかる!」無料公開
「海外ニュース」
・European Software Testing Awards審査委員会
・Twitterでフォローする30人のテスト自動化リーダー
■国内ニュース
□デスクトップ自動化ツール「Microsoft Power Automate Desktop」無償提供開始
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1309591.html
こちらの記事は、Windows10 ユーザー向けに「Microsoft Power Automate Desktop」の提供が3/2から開始されたとのニュースとなります。
「Microsoft Power Automate Desktop」は、Windowsデスクトップ操作をマウスやキーボードの入力などの操作で自動フローを作成できるツールとなっています。
作成した自動フローはいつでも、再生できるとのこと。
Windowsで反復的に作業をされているシーンなど、幅広い使い道がありそうですね!。
「Power Automate 」は、昨年9月からRPA(人が行った定型操作を自動化)ツールで、月々1,630円から利用できるとのことでしたが、
今回は「Power Automate 」を利用し、タスクの自動化を推進する狙いがあるようです。
早速ダウンロードして使ってみました!
windowsデスクトップ操作を簡単に設計することができました。
①フローを作成し、フロー再生
②フローの実行結果
試しに、Chromeブラウザで、本ブログサイトへ遷移⇒Twitterリンクを選択といった操作が5分前後で、かつノーコードで組むことができました!
これはすごい!
以前Katalon recorderでChromeでの自動化をご紹介させていただきましたが、「Microsoft Power Automate Desktop」は、デスクトップ操作、フォルダ、Excel、Outlook、Web、CMD、ターミナル、AWS、Azureなどなど幅広い操作が簡単に自動化できるようです。
ホントにすごい!
こちらは、色々組み合わせることで、作業効率が上がると思います。
「Microsoft Power Automate Desktop」のダウンロードリンク
https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
是非皆さん、触ってみましょう!
□Qbook「この一冊でソフトウェアテストの基本がわかる!」無料公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000030691.html
こちらの記事は、バルテス社が運営する「Qbook」において、「この一冊でソフトウェアテストの基本がわかる!」の書籍が3/3から無料公開された内容となります。
以前、Qbookでは、「ISO/IEC/IEEE 29119ソフトウェアテスト期間の教科書」が無料公開されました。
https://susakiworks.com/2021/03/06/softwaretesting_testautomation_news
「この一冊でソフトウェアテストの基本がわかる!」は、Amazon等で購入しようとすると、1,000円以上かかりますが、今回会員登録(無料)をおこなうことで、無料公開されたとのこと。
お得ですね。
書籍の概要は以下となっているようです。
・第1章 ソフトウェアテストとは
・第2章 開発の流れとテスト
・第3章 テストの流れとドキュメント
・第4章 ソフトウェア開発における2種類のテスト
・第5章 ブラックボックステスト技法
・第6章 先輩たちの勘所
概要だけの確認となりますが、JSTQBのFoundationのシラバスより学習しやすい内容と思われます。
これからソフトウェアテストを学ばれる方、再度基礎を復習されたい方には、おすすめな1冊と思います。
「Qbookリンクサイトリンク」
https://www.qbook.jp/
ご興味のある方は、Qbookに登録されてみるのはいかがでしょうか。
■海外ニュース
□European Software Testing Awards審査委員会
https://www.softwaretestingnews.co.uk/european-software-testing-awards-2021-rebecca-williams/
こちらは「softwaretestingnews.co.uk」に掲載された「European Software Testing Awards審査委員会:Rebecca Williams」というニュース記事となります。
Rebecca氏は、テスト関連の役職に20年以上経験されており、今回European Software Testing Award2021の審査委員会の一人に任命されたとのことです。
ニュース記事は、Rebecca氏の対談内容となります。
対談内容を以下いくつかピックアップしています。
◇あなた自身とあなたの現在の役割を紹介できますか?
私の名前はレベッカウィリアムズです。
AllianzGlobalCorporate&Specialty(AGCS)で働いています。
私はグローバルテストサービスの責任者でしたが、今年は現在の役割が変わり、現在はテストエンジニアリングマネージャーになっています。
私は、さまざまな製品すべてのすべてのテストを担当しています。
これは、機能テストと非機能テスト、製品テストとリリーステストなど、あらゆる種類のテストです。
◇IT業界に参加するようになったきっかけは何ですか?
偶然だったと思います。
私は金融サービスで多くの仕事をし、最近では保険に携わっていました。
私は開発直後からテストを開始したので、最初の仕事は小さなソフトウェアハウスのオフィスマネージャーでした。
いくつかのコースを受講し、ジュニアの役割を開発しました。
それから、私はテスト自動化に入り、そこから動き続けました。
それが私をテストとITに導いた理由です。
◇課題や困難にもかかわらず、チームのモチベーションを維持するにはどうすればよいですか?
私はグローバルチームを持っているので、日常的にすべてのチームを見ているわけではありません。
しかし、私たちはチームミーティングを非常に明るい状態に保つように努めています。
私たちは常に意見を交換し、進捗状況の確認から始めます。
チームメンバーのモチベーション維持するために、チームメンバーが興味を持っているものを見つけ、彼らの興味をタスクに一致させることです。
チームメンバーが本当に従事できる何かを見つけることは挑戦ですが、それは不可欠です。
チームメンバーの各々が自ら動き、学びたいと思う何かを見つける必要があります。
チームメンバーが何をしたいのかを見つけ出し、それに合った仕事を彼らに与えることです。
◇これまでのキャリアで最も誇りに思っていることは何ですか?
一つに絞ることはできません。
私は今、あらゆる種類の企業や世界中で20年以上働いていますが、特に目立つものはありません。
厳しい時代を乗り越えてきたことを誇りに思います。
また、前向きな姿勢で継続し、新しい課題に取り組むことができるということです。
◇あなたの最大の挑戦は何でしたか?
いくつもの過程で多くの課題がありました。
特にテストが大きく変化している今、新しいテクノロジーと新しい考え方で動いています。
テクノロジーの進化に合わせて適応し、最新の状態に保つことができるようにする。
私にとっての課題は、時間とともに変化し続けることでした。
◇あなたの仕事の好きな部分は何ですか?
人々です。
私はチームメンバーを指導し、彼らが課題を克服するのを助けるのが好きです。
人と接するのが好きです。
チームの誰かを指導し、彼らが成長するのを見ることができるとき、それは驚くべきことです。
私は人々の側と人間関係の発展を本当に楽しんでいます。
Rebecca氏の興味深い対談内容でしたので、ご紹介させていただきました。
□Twitterでフォローする30人のテスト自動化リーダー
https://techbeacon.com/app-dev-testing/30-test-automation-leaders-follow-twitter
こちらのニュース記事は、「techbeacon.com」というサイトに掲載されていた内容となります。
テスト自動化は、今日のソフトウェア配信において、重要な役割となっています。
新興のオープンソースツール、ネイティブモバイルツール、WebアプリケーションなどがAIとともに主流になってきています。
これらの最新のトレンドに乗り遅れず、情報をキャッチアップするには、難しいケースがあります。
Twitterでそのような情報を定期的に見て、自動化のベストプラクティスとなるヒントや洞察など共有するコミュニティがあります。
テスト自動化に関する30の「声(ユーザー)」います。
彼らは、アジャイルテスト、パフォーマンステスト、エンジニアリングが豊富で、AIが自動化エンジニアとして仕事にどのように影響するかなどの疑問も、彼らの意見に耳を傾けるべきと思われます。
以下に各分野3名ずつピックアップ致しました。
個人的に、Web自動化、モバイル自動化の方はフォローしておこうと思います。
◇Webブラウザの自動化
・クリスチャン・ブロマン
SauceLabsのスタッフソフトウェアエンジニア
@bromann
・Roy de Kleijn
対象分野の専門家、BrowserStack
@TheWebTester
・ジム・エヴァンス
Seleniumコアコントリビューター
@jimevansmusic
◇JavaScriptとフロントエンド
・グレブ・バームトフ
著名なエンジニア、サイプレス
@bahmutov
・マリー・ドレイク
Zooplaの品質エンジニアリングマネージャー
@mcruzdrake
・ルドルフ・グロッツ
ライファイゼン銀行インターナショナルのアジャイルエンジニアリングコーチ
@the_agile_carpenter
◇プラットフォームとバックエンド
・Gojko Adzic
Neuri ConsultingLLPのパートナー
@gojkoadzic
・アンソニー・チュー
マイクロソフトシニアプログラムマネージャー
@nthonychu
・ジャック・フランクリン
Chrome開発ツールのビルダー、Google
@jack_franklin
◇ビヘイビア駆動開発(BDD)とプロセス
・ガスパル・ナジ
スペックソリューションズオーナー
@gasparnagy
・セブローズ
BDD支持者、Smartbear
@sebrose
◇モバイルテストの自動化
・ジョナサンリップス
リーダーおよび主要な貢献者、Appium
@jlipps
・スコットニムロッド
Bizmongerの創設者
@Bizmonger
■最後に
今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース2記事を取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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