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【News】2月3週のニュース(バルテス社セミナー,Signal Catcher販売,TestFestUK,QAOps)

  • 2021年2月20日
  • 2021年6月29日
  • News
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皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース2記事、海外ニュース2記事をご紹介回したいと思います。

■記事内目次

「国内ニュース」
BtoB企業向け無料セミナー開催
MT法計算ソフトウェア「Signal Catcher」 テスト販売

「海外ニュース」
ClaventがTestFestUKのスピーカーの最初のラウンドを発表
QAOpsの役割の拡大

 

■国内ニュース

□BtoB企業向け無料セミナー開催

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000030691.html
こちらのニュース記事は、バルテス社と株式会社パイプドビッツと無料ウェビナー
『見込み顧客を引き寄せる「会員サイト」を高速・高セキュリティ・高品質に運用するために」を開催する内容となります。
バルテス社はソフトウェアテストの第三者検証などで昨年株式上場もしており、ウェビナーなど様々な活躍をされている会社ですが、パイプドビッツ社は、初めて聞きました。

パイプドビッツ会のHP少し調べてみたところ、「spiral」と呼ばれるローコード開発プラットフォームなどのサービスを行っている会社のようです。
https://www.pi-pe.co.jp/

今回のウェビナーでは、バルテス社、パイプドビッツ社にて、「ローコード」で作る「会員サイト」の運用において、スピード・セキュリティ・品質をどのように担保するのか具体的な事例をご紹介されるとのことです。

ウェビナーの詳細及び申込は、以下サイトから行えます。
https://www.qbook.jp/event/20210312_1108.html

・開催日時:3/12(金)15:00~16:30
・開催形式:Zoom
・定員:先着300名
・費用:無料

ご興味のある方は、ご参加されてみてはいかがでしょうか。

□MT法計算ソフトウェア「Signal Catcher」 テスト販売

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https://www.atpress.ne.jp/news/246897
こちらのニュース記事は、田中精密工業株式会社が品質工学のMT法(マハラノビス・タグチシステム)計算ソフトウェア「Signal Catcher」のテスト販売についての内容となります。

MT法とは、品質工学における機械学習の一部とされ、デイープラーニングのような大量のデータを必要としないことや、計算が比較的軽い処理で済むことなどから、近年では製造業だけでなく、医療、農業など様々な分野で活躍されているとのことです。

◇Signal Catcherの特徴

・標本線の自動設定
波形データと良否判定したデータから、業界初の機能として自動的に標本線を設定し特微量を抽出

・シンプルな操作
MT法計算機能、波形処理機能を一つのソフトウェアにすることで、特徴データのソフトウェア間のやり取りがなくなり、素早い解析が可能

・価格設定
「Signal Catcher」はライト、スタンダード、プレミアムの3タイプを用意
Signal Catcher ライト(MT法/T法の計算)
希望小売価格:50,000円

Signal Catcher スタンダード(ライト機能に加え、波形特徴抽出機能)
希望小売価格:120,000円

Signal Catcher プレミアム(スタンダード機能に加え、標本線自動設定機能)
希望小売価格:300,000円

テスト販売は2/25(木)からとのことです。
詳細については、田中精密工業株式会社HPの「New&TOPICS」に上記情報の詳細がPDFでまとめられています。
http://www.tanasei.co.jp/

ご興味のある方は、アクセスしてみてはいかがでしょうか。

 

■海外ニュース

□ClaventがTestFestUKのスピーカーの最初のラウンドを発表

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https://www.siliconindia.com/news/general/clavent-announces-first-round-of-speakers-for-testfest-uk–global-test-automation-series-nid-215316-cid-1.html
こちらのニュース記事は、「siliconindia.com」というサイトで、海外で行われているソフトウェアテスト会議「TestFest UK」の情報となります。
「TestFest UK」は、Clavent社が主催するイベントで、3/11~3/12にかけて南アフリカ、オーストラリア、フィリピン、シンガポール、インドで、8時間のセッションが予定されているとのことです。

「TestFest UK」では、最新のテスト自動化について2日間、オンラインでのトークまたはディスカッションが行われます。「TestzFest」は、2020年に「TestFest USA」が開催されており、UK版では、QEの専門家が最新の業界トレンドを把握し、経験を交換、アイデアについて話し合い、検討、ネットワーキングの機会から利益を得る優れたプラットフォームを提供するとのことです。

イベントの参加、詳細については、以下Claventのサイトで確認が行えます。
https://www.clavent.com/upcoming-events/
イベント自体は、無料で参加できそうです。

また、過去の「TestFest」については、YouTubeに動画が上がっていました。
・test:fest 2019 – Marcin Milewicz – DevTools, nie tylko dla developerów
https://www.youtube.com/watch?v=3jdDXSrVYfQ&t=1230s

・test:fest 2019 – Marcin Sikorski – Wyznania Anonimowego Testera IoT(…)
https://www.youtube.com/watch?v=s7qNEklYJbw

残念ながらスピーカーの方は、英語ではなかったので、よくわかりませんでした。。

もしご興味のある方は、上記動画やイベントに覗いてみてはいかがでしょうか。

 

□QAOpsの役割の拡大

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https://www.softwaretestingnews.co.uk/the-future-of-qaops/
こちらのニュース記事は、「softwaretestingnews」と呼ばれるサイトに投稿された内容となります。
「QAOps」について取り上げられています。
QAOpsは、Dev、Ops、QA(開発、運用、品質保証)を統合する複合プロセスを指します。

QAOpsを取り入れることで、ソフトウェア配信プロセスが迅速になり、高品質のWebアプリケーションが提供されるようになります。
今回は、QAOpsについて、専門家に役割と将来について意見をうかがった内容がまとめられています。

◇QAOpsとは何ですか?

QAOpsは、組織内のアプリケーションの品質と開発ライフサイクルを改善するため、開発、運用、および品質保証を統合します。
QAOpsは、計画、開発、運用とともにエンジニアによって実行される一連のQAアクティビティ(テスト以外も含む)です。
QAはすでにDevOpsプロセスの不可欠な部分であり、この高品質のソフトウェアを実現する上で重要な役割を果たしています。QAと運用が同様に連携するDevOpsに新しい角度を導入し、DevOps内でのQAテストの重要性が強調されています。

◇QAフレームワーク

専門家のGirish氏は、QAフレームワークについて、UX / CX、設計、開発、および日常の運用/コンテンツアクティビティの運用後の本番環境に関係なく、すべての段階で使用できることを強調しています。

また、専門家のAman氏は、QAOpsフレームワークを次の高レベルの領域に適用できると指摘しています。
・自動テスト:できる限り自動化
・回帰テスト:製品を更新および再リリースする際の労力を軽減
・並列テスト:一度に複数のテストを実行
・機能探索テスト:独自の手動テストケースを実行
・テストのスケーラビリティ:テストをホストするためのスケーラブルなインフラ
・DevとOpsをQAと統合:QAプロセスをCI / CDパイプラインに統合

更にNathan氏は、SDLC(ソフトウェア開発ライフサイクル)の各段階で品質を向上させることができることを強調しています。
テストアクティビティを専用のテストフェーズだけに制限する必要はありません。

彼にとって、品質の保証は、コードのバグを特定するだけでなく、実際にはエンドユーザーに可能な限り最高のエクスペリエンスを提供することであり、機能やUIの動作の微調整を提案することを意味します。
この振る舞いを促進する最も簡単な方法の1つは、品質の考え方を促進するために開発者とのペアリングに時間を費やすことです。
また、監視、本番環境でのテスト、A / Bテストなどを通じて、ポストプロダクションのQAアクティビティに集中することもできます。

◇QAを開発と運用に統合する方法は?

現在、多くの組織がすでにアジャイルプロセスを使用しています。
しかし、これは現在15年以上前の概念です。

アジャイルでは、サイロを破り、QAを開発プロセスに統合することが非常に重要です。
次に、Ravi氏は、QAが開発プロセスに関与するのが早いほど、開発の後の段階でバグが発生するリスクが少なくなると言います。
実際、バグが特定された後、修正するのに費用がかかります。
QAはリリースですでに主要な役割を果たしているため、QAをOpsと統合する場合も同様に機能します。

ルイス氏はまた、QAを開発と運用に統合するには、「なぜ」と「どのように」という質問をし、正しいものを構築し、どのように正しいものを構築したかを測定することが重要であることを強調します。
したがって、有効性と信頼性を反映するために、操作からのデータを使用する必要があります。

QAOpsプロセスの一部としての基本は、継続的インテグレーション、継続的テスト、および継続的デリバリーになります。

◇QAOpsの利点

QAOpsの主な利点は、テスト容易性と可観測性の組み合わせです。
本番環境からテスト環境にメトリックをミラーリングすることは、より現実的なシナリオでテストをターゲットにできることを意味します。
QAOpsの2つの重要な利点である品質と生産性の向上を指摘しています。

また、Girish氏によると、QAOpsの主な利点は次のとおりです。
・欠陥防止
・開発者への迅速なフィードバック
・早く失敗し、失敗から学ぶ
・プロアクティブな監視
・アラートの他、適時、どの環境でも一貫性のあるオンデマンドでテストを実行する機能

◇QAOpsの課題

Girish氏は、QAチームがQAアクティビティに集中できなくなったり、学習曲線が高すぎて速度が低下したりすることが1つの課題である可能性があると指摘しています。
また、上級テスターの中には、新しいテクノロジーを学ぶのが難しいために孤立していると感じる人もいるかもしれません。
データの過負荷、本番環境での影響の少ない問題のサイドトラックデバッグ、またはローカル環境のセットアップに数か月を費やすことさえすべて課題になる可能性があることを強調しています。

重要な唯一の欠点は、それが費用と時間のかかる演習であるということです。
実際、開発者とテスターは、アクセシビリティ、セキュリティ、互換性(デバイス、ブラウザーなど)、非機能的側面など、製品品質ライフサイクルのさまざまな側面をカバーするために適切なリソース/ツールに投資する必要があります。

◇組織はQAOpsプラクティスを使用する必要があるのか?

Girish氏によると、組織がさまざまなチャネルにわたる製品エクスペリエンスを重視する場合は、QAOpsを採用する必要があります。もちろん、彼が指摘するように、デジタルとIoTは多くの変革を推進していますが、重要なのはQAを忘れないことです。
これは、製品を提供するための一般的なプロセス/慣行に対する文化の変化です。

アプローチを変更する前にこれらの難しい質問をするのは完全に組織の責任です。
1つは時間が必要であり、2つは、変化に適応するための忍耐力と回復力が必要です。

◇QAOpsの将来は何?

QAの責任はチームの問題です。
それを、仕事で成功したソフトウェアプロセスのすべての部分に統合できるほどです。
QAOpsを使用する必要をなくし、もう一度Opsと呼ぶことができるように、常に周囲の品質を向上させることを検討する必要があります。

QAOpsはDevOpsのように完全な文化的変化を必要としないと考えています。
QAOpsフレームワークはDevOpsなしで存在でき、開発者とテスターがアジャイル設定で相互にコラボレーションするための支援として使用できるため、リリース前により迅速な結果を達成し、新機能をより徹底的にテストできます。

Aman氏は、QAOpsの正式な定義はまだありませんが、QAOpsのレベルは多くの企業でほぼすでに達成されており、QAがテスト内でデジタルトランスフォーメーションを推進し続けるにつれて、QAOpsは引き続き拡張および改善されると考えています。

Girish氏にとって、QAプラクティスは、絶えず変化する製品配信方法に適応するために何年にもわたって進化してきたため、QAOpsはどこにも行きません。
それどころか、特に企業がAI、RPA、機械学習モデルへの投資を開始した場合にのみ、さらに進化します。

「QAOps」に関して、複数の専門家による意見がまとめられており、興味深いニュース記事でしたので、取り上げてみました。

■最後に

今回は、国内ニュース2記事、海外ニュース2記事を取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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https://susakiworks.com/

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