皆さん、こんにちは。
今回は、MacOSでAndroidStudioの導入について、ご紹介したいと思います。
AndroidStudioの導入の流れは、WindowsOSと同様ですが、Windowsユーザーの場合、わかりづらい部分もあります。
私自身、迷った内容もありますので、以下ナレッジとしてまとめました。
■記事内目次
・Mac Android Studioに必要なもの
・Xcode/homebrewセットアップ
・Javaセットアップ
・AndroidStudioセットアップ
・ZshへPathのセットアップ
・Android実機との認識
□Mac Android Studioに必要なもの
まず、MacOSでAndroidStudioを導入する際、必要となるものをまとめました。
◇MacOSの必要スペック
MacOSでAndroidStudioを導入する際は、主に以下スペックが必要とされています。
OS | OSX 10.10、10.14 |
メモリ | 4GB以上8GB推奨 |
ストレージ | 4GB以上(500MBIDE、1.5GB Emulator 必要) |
画面解像度 | 1280 ×800以上 |
最新のMacBookAirなどであれば、問題ないと思います。
今回、私が導入したMac Book Airはi3で2020年モデル(intel CPU)のBig SurOSです。
公式ページに掲載されていますので、詳しくはそちらを参照頂ければと思います。
https://developer.android.com/studio?hl=ja#Requirements
◇導入に必要なもの
次に必要なツール等を上げています。
homebrewは、javaをインストールする際に必要ではありますが、java自体はOracleのページからダウンロードも可能です。
今回、私はOracleサイトからJavaをダウンロードしています。
尚、HomebrewはMacのパッケージマネージャーで、開発等には必要となるものです。
今回導入しても問題ありません。
・Xcode、Homebrew
・java
・Android Studio
・zsh profile,Path設定
それぞれ、以下に導入内容をまとめていますので、ご確認頂ければと思います。
□Xcode/Homebrewセットアップ
◇Xcode
Xcodeは、MacでiOSの開発環境となります。
Homebrewを使用するため、AppleStoreからインストールください。
私は、Big surにアップデート後、Xcodeも最新版にアップデートしており、以下verとなっています。
ver12.4
※Xcodeはインストール時、とても時間がかかるのでご注意ください。
◇Homebrew
Homebrewは、以下ページにアクセスし、記載されているコードをTerminalに入力し、インストールします。
|
・インストール後の確認
インストール後は、ver確認を行い、問題なくインストールされているか確認します。
brew -v
私の場合、「Homebrew 2.7.5」が返ってきました。
◇zshのインストール
こちらについてですが、申し訳ありません。
前回の記事と前後してしまいました。
「Zsh」を使用する際は、Homebrewでインストールする必要がありました。
以下コマンドをTerminalに入力し、Zshをインストールできます。
brew install zsh
Zshインストール後は、ver確認で問題なくインストールされたか確認します。
私の場合、「zsh 5.8」が返ってきました。
◇zshをログインシェルに設定
こちらは、前回MacOSの記事で取り上げた内容となります。
以下内容を設定し、zshをログインシェルに設定します。
【業務効率化】MacOS Big surのFinder操作Terminal、Terminal操作まとめ
https://susakiworks.com/2021/01/27/macos_bigsur_finder_and_terminal/#mac_terminal01
□JDKセットアップ
続いて、JavaJDKをセットアップしていきます。
Macでは、HomebrewでもJavaはインストールが可能となっていますが、私が導入した当時、不慣れでしたので、Oracleの公式サイトからダウンロードしました。
◇JavaJDK
以下ページからJavaJDKをインストールします。
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-downloads.html
◇JDKインストール
JDKがダウンロードできたらインストールを行います。
基本的には、インストーラーの手順通りに進めていきます。
◇インストール後のチェック
Javaをインストールしたら、verチック、パスのチェックを行います。
・verチェック
Java -version
私の場合「1.0.0_271」が返ってきました。
・パスチェック
パスのチェックは、以下で行うことができます。
% echo $PATH$ |
各パスが連なって見づらいですが、一度テキストに張り付け、「:」で改行するとわかりやすくなります。
私の場合、JDKのパスは以下となっていました。
/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-15.0.1.jdk/Contents/Home/bin/java
上記パスをメモしておきます。
□Android Studioセットアップ
続いて、AndroidStudioをセットアップしていきます。
◇AndroidStudioダウンロード
以下ページにアクセスし、ダウンロードします。
https://developer.android.com/studio?hl=ja
◇インストール
AndroidStudioをダウンロード後は、インストールします。
こちらもインストーラーの手順通り進めていきます。
◇セットアップ
AndroidStudioインストール後は、サンプルプロジェクトの作成、AndroidSDK、SDKTools、Platform-toolsのダウンロードを行っていきます。
こちらは、基本的にWindowsOSと同様となります。
以下を参照頂ければと思います。
【テスト環境】AndroidStudio導入 2020年最新 windows10編
・サンプルプロジェクト作成
・SDK Managerでインストール
◇パスチェック
WindowsOSと同様に、SDK Managerでインストールした「Platform-tools」「tools」、AndroidSDKのパスを確認します。
JDKと同じように以下コマンドで確認します。
% echo $PATH$ |
私の場合、JDKのパスは以下となっていました。
・AndroidStudio SDK
/Users/susaki/Library/Android/sdk
・Tools
/Users/susaki/Library/Android/sdk/tools
・Platform-tools
/Users/susaki/Library/Android/sdk/platform-tools
上記パスをメモしておきます。
□Zsh Profileセットアップ
ZshにJDK、AndroidStudio SDK、Tools、Platform-toolsのパスを設定していきます。
◇「.zprofile」について
Zshでは、「.Zprofile」と呼ばれるファイルにパスを記述していきます。
「.Zprofile」は、以下記事を参照の上作成頂ければと思います。
【業務効率化】MacOS Big surのFinder操作Terminal、Terminal操作まとめ
◇「.Zprofile」への記載
「.Zprofile」は、私の場合、以下階層に存在します。
/Users/susaki/.zprofile
もし表示されない場合は、隠しファイルを表示してみてください。
「command+shift+.」で表示されます。
JDK、Androidstudio SDK、Platform-tools,toolsは以下のように記載します。
・Java、java _home
#JAVA_HOME export JAVA_HOME=/Library/Java/ PATH=”/Library/Java/ |
・Android SDK、platformtools、tools
#ANDROID_HOME export ANDROID_HOME=/Users/susaki/Library/Android/sdk PATH=”/Users/susaki/Library/Android/sdk/tools:${PATH}” PATH=”/Users/susaki/Library/Android/sdk/platform-tools:${PATH}” |
記述後は、「.zprofile」を保存するか、テキストエディットを閉じて、以下コマンドをTerminalに入力し、反映します。
source ~/.zshrc |
Terminalは一度終了させ、再起動させます。
◇Android実機との認識
最後に、Androidの実機とMacPCをつないで、認識できるか確認します。
◇Android端末の設定
Android端末はあらかじめ、開発向けオプションをONにしておいてください。
以下記事を参考にいただければと思います。
◇MacPCとAndroidの認識
MacPCとAndroid実機をType-Cケーブルで接続します。
MacPCの場合、Type-Cのみの接続となりますので、USBケーブルを使用されている方は、変換ケーブルをご使用ください。
Type-Cで接続後、Terminalを起動し、「adb devices」を入力します。
以下のように表示されたらOKとなります。
以上、お疲れ様でした。
■最後に
今回は、MacOSでのAndroidStudioの導入について、ご紹介いたしました。
次回は、Android実機を使っての操作周りをご紹介したいと思います。
最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。
サイトトップへ
https://susakiworks.com/