皆さん、こんにちは。
今週もソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュース記事をご紹介していきたいと思います。
今回は国内ニュース1記事、海外ニュース2記事をご紹介回したいと思います。
■記事内目次
「国内ニュース」
・JSTQB カンファレンス in 2021 Spring開催
「海外ニュース」
・より良いソフトウェアテストプロセスのための10の効果的なポイント
・TC Energy社ソフトウェアテスターのネットワークを拡大
■国内ニュース
□JSTQB カンファレンス in 2021 Spring開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000054604.html
こちらは、ソフトウェア技術者□認定の運営組織(JSTQB)が、資格試験に関する情報の提供、
ソフトウェアテスト技術者資格の認知度向上を目的とした無料カンファレンスを開催するニュースとなります。
カンファレンス内容は、ISTQB関係者からの最新情報の提供や、日本における新しい資格試験の紹介、日本語シラバスの解説などのようです。
以下「connpass」サイトから参加が行えます。
https://connpass.com/event/201632/
・開催日時:2021年3月22日(月)13:00~18:00
・会場:オンライン開催(Zoom)
個人的には、アジャイルテストシラバスについて、取り上げられていますので、こちらの内容に興味があります。
ご興味のある方は、参加されてみてはいかがでしょうか。
■海外ニュース
□より良いソフトウェアテストプロセスのための10の効果的なポイント
https://wire19.com/10-effective-points-for-a-better-software-testing-process/
こちらは、「wire19.com」というサイトからのニュース記事となります。
ソフトウェアのテスターが効果的にソフトウェアテストプロセスを確実にするための10のヒントを以下のように述べられています。
◇品質保証を継続的なプロセスとして扱う
効果的なソフトウェアテストプロセスを保証するには、開発の各コンポーネントが処理されるときに、
適切な計画を立ててテストを順番に実行する必要があります。
ソフトウェアテスターは、適切なバグレポートとテストケースを定期的に生成し、アプリケーションが高負荷を処理できることを確認する必要があります。
・チーム間の透明性のあるコミュニケーションを求める
効果的なソフトウェアテストはチームワークです。
最初からコミュニケーションをスムーズに保つことで、テストの目標を達成するためのより生産的な環境が作成されます。
リスク/望ましくない結果を減らすために、意思決定プロセスにテスターを参加させることもお勧めします。
これにより、多くの時間を節約できます。
・仲間からのレビューを奨励する
ソフトウェアを新しい目でレビューすることは、新たな観点からエラーを見つけるのに役立つことがよくあります。
この種のペアでのレビューを職場で実装して、アプリケーションの品質を向上させます。
・バグレポートと要約による作成
開発者はエラーのレポートで要約を確認することにより、エラー内容の特定に時間節約につながります。
したがって、ソフトウェアテスターは、アプリケーションの正確な問題を説明する、簡潔で簡潔なバグレポートを作成することを忘れないでください。
またバグのレビューは、問題の強度に基づいて優先順位を付けることもできます。
・効果的なテスト及び管理ツールの使用
効果的なテストツールは、ソフトウェアテストのプロセスを大幅に合理化できます。
テスト管理ツールを使用する場合、テストプロセスに変化があった場合に備えて、現在および将来のビジネスの円滑な機能に適したツールを探す必要があります。
・適切なドキュメントに焦点をあてる
ドキュメントは、開発者の間でソフトウェア開発の成功または失敗を決定する際の大きな要因です。
ドキュメントまたはユーザーガイドをチェックすることは、製品が適切に使用されていることを確認するために重要です。
・セキュリティを確保するために攻撃者(第三者)からの視点で考える
潜在的な攻撃者(第三者)の立場からセキュリティ観点を見つめ直すと、ソフトウェアテストによってセキュリティが向上する可能性があります。
これは、ソフトウェアの最も安全性の低い機能を特定し、最も著名な攻撃シナリオからソフトウェアを保護するのに役立ちます。
また、ソフトウェアの最も脆弱なコンポーネントの分析と、データフローの詳細な理解が含まれます。
・適切なテクノロジースタックの選択
ソフトウェアアプリケーションを開発する際に選択できるツールやソフトウェアはたくさんあります。
どれを使用するかは、それらを使用する開発者とテスターの技術的能力と知識に依存します。
追加のサポートについては、いつでもサードパーティベンダーに頼ることができます。
・アジャイルテスト手法の実装
ソフトウェアテスターは、持続可能で生産的なソリューションを提供できるようにするために、アジャイルな考え方に適応する必要があります。
今日のペースの速い技術環境では、企業がアプリケーションをより迅速にリリースできるように、テスターが協力してソフトウェア開発のすべての工程に関与することが重要です。
・コード品質に焦点をあてる
コード品質は、ソフトウェアアプリケーションの全体的な品質とパフォーマンスを決定する主要の1つです。
また、アプリケーションは継続的に更新されるため、コードはますます複雑になり、保守が難しくなります。
コードの品質を最初から維持し、定期的なチェックを行うことで、重大なバグ、システムクラッシュ、およびエラーを確実に減らすことができます。
これにより、ソフトウェアテスターの労力も大幅に削減できます。
・テストを続ける
ソフトウェアテスターがアプリケーションで作業するときに考慮すべきいくつかの重要なヒントにすぎませんが、テストは継続的なプロセスです。
これは継続的な取り組みであり、ソフトウェアテスターはさまざまなアプローチと角度を使用して評価を積極的に実行する必要があります。
ソフトウェアテストの考え方や、品質向上に取り組む際の重要な内容がまとめられていましたので、ご紹介させていただきました。
□TC Energy社ソフトウェアテスターのネットワークを拡大
https://www.newswire.ca/news-releases/tc-energy-partners-with-plato-testing-to-grow-network-of-indigenous-software-testers-875270646.html
こちらは、「newswire.ca」と呼ばれるカナダのニュース記事を取り上げています。
以前、以下ニュース記事で「PLATO」社が取り組んでいる「PLATOTesting」と呼ばれるソフトウェアテスターを育成するニュースの関連内容となります。
https://susakiworks.com/2021/01/16/news20210110_20210116/
カナダのアルバータ州カルガリーにある「TCEnergy」社は、上記「PLATO」社に20万ドルの投資を行い、ソフトウェアテスターのトレーニング、及び採用を行う内容となります。
TCEnergy社は、PLATOのソフトウェアテストチームの貢献の恩恵を受けて、今回の融資、サポートがなされた内容が述べられています。
ソフトウェアコンテンツはこれからも拡大していきますので、ソフトウェアテストの重要性は高まってきます。
カナダのPLATO社は2015年に設立し、毎年約30名の学生を対象としてソフトウェアテストのハンズオントレーニングを行っているとのことです。
PLATO社の取り組みはとても素晴らしいと考えています。
日本でも、同じように、ソフトウェアテストに関するスクールなどのビジネスがあってもよさそうですね。
■最後に
今回は、国内ニュース3記事、海外ニュース2記事を取り上げてみました。
次週も、ソフトウェアテスト、テスト自動化に関するニュースをご紹介したいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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