皆さん、こんにちは。
今回もSoftwareTest、Test Automationについてのニュースのまとめ記事を投稿していきたいと思います。
今回は、国内2記事、海外2記事を紹介したいと思います。
「記事内目次」
〇国内ニュース
・株式会社チームスピリット、Salesforceを用いたアプリケーションの品質管理に、ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」を導入
・マイクロソフト、オープンソースのファジングツール「Project OneFuzz」をリリース
・Indium Software Launches Uphorix – A Smart Unified Automated Testing Platform
■先週(2020/09/13~2020/09/19)のニュース
□国内ニュース
株式会社チームスピリット、Salesforceを用いたアプリケーションの品質管理に、ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」を導入
(https://autify.com/ja/stories/teamspirit より)
https://ascii.jp/elem/000/004/027/4027277/
この記事は、タイトルの通り、チームスピリット社がソフトウェアの自動テストツール「Autify」を導入したとのニュースです。
「Autify」に関しては、過去の記事で、DeNA社が導入した記事を紹介させてきました。
https://susakiworks.com/2020/08/22/softwaretest_testautomation_news_20200816_20200822/
DeNAに続き、チームスピリット社も「Autify」を導入されています。
今後同じように、大手企業が「Autify」を導入するケースは増えてきそうですね。
チームスピリット社が、「Autify」を導入した内容につきましては、「Autify」社の導入事例に記載されていました。
こちらでは、チームスピリット社のQAチーム スクラムマスター 生井氏のインタビューが掲載されています。
インタビュー記事では、「Autify」を導入前の課題、導入の決め手、導入後について記載されています。
生井氏によると、「Autify」の導入で以下課題のうち、2つが解決、1つは以前より改善されたとありました。
・幅広いスキルセットが必要
・属人化しがち
・自動テストだけがQAの仕事ではない
確かに、テスト自動化では、幅広いスキルセットが必要、かつ属人化になりがちです。
「Autify」では、直感的なUI、このツールを覚えることで、スキルセットが絞れることは可能かと思います。
「自動テストだけがQAの仕事ではない」についても、自動化への取り組みのハードルを下げ、改善につながるだろうと思いました。
マイクロソフト、オープンソースのファジングツール「Project OneFuzz」をリリース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fb8c115bb957cbd8ed4ee0a2b4b268e2940d922
こちらは、「Azure」向けのテストフレームワーク「Project OneFuzz」がリリースされたニュースとなります。
こちらのProject OneFuzzは、Microsoftの他のオープンソースプロジェクトと同様に、オープンソースのMIT Licenseの下でGitHubにて提供されると記載されています。
MicrosoftはProject OneFuzzについて、「Azure向けの拡張可能なファズテストフレームワーク」と説明されています。
「ファズテスト」とは、異常系テストの一つです。
クラッシュするまでソフトウェアにランダムなコードを入力し、セキュリティ問題だけでなくパフォーマンスの問題をも明らかにする手法となっています。
簡潔な表現としては、変なデータを入れて不具合が起きないか確認するテストとなります。
「Project OneFuzz」は、オープンソースとなっており、Githubのソースもこちらからアクセスすることができます。
https://www.microsoft.com/en-us/research/project/project-onefuzz/
「Project OneFuzz」は、WindowsおよびLinux環境でのFuzzテストに対応しており、クラッシュレポートの通知は、
Azure DevOpsとMicrosoft Teamsのメッセージをサポートしているとのことです。
ご興味のある方は、検討されるのはいかがでしょうか?
□海外ニュース
Elektrobit showcases test and validation solutions, high-performance computing software for automated driving at Automotive Testing Expo China 2020
こちらの記事は、Elektrobit(EB)社が、9月14〜16日に開催される上海万国博覧会で開催されるAutomotive Testing Expo China 2020に出展するニュースとなります。
こちらのExpoはすでに終了していますが、以下サイトからフォトギャラリーや出展情報等にアクセスできます。
https://www.testing-expo.com/china/zh/index.php
こちらのExpoは、私は初めて知りました。。。
自動車の他、輸送、物流、工業技術を中心としたテストシミュレーション、エンジン/廃棄ガス分析、振動テスト、機械的テストなどが主に出展されているとのことです。
Elektrobitは、本Expoで自動運転テストと検証の最新テクノロジーに加え、高性能コンピューティング(HPC)に基づく次世代車両E / Eアーキテクチャを構築するためのソフトウェアプラットフォームをデモを展示されたと記載されています。
Elektrobit(EB)社は、自動車業界向けの組込みおよび接続ソフトウェア製品の先見の明のあるグローバルサプライヤーと記載されています。調べてみると、日本サイトもありました。
https://www.elektrobit.com/jp/
自動運転等ご興味のある方は、こちらのサイトにアクセスしてみるのはいかがでしょうか。
Indium Software Launches Uphorix – A Smart Unified Automated Testing Platform
こちらは、インジウムソフトウェア社が統合テストプラットフォーム「uphoriX」を発表したニュースとなります。
「uphoriX」は、機能テスト、パフォーマンステスト、セキュリティ、互換性を統合し、ソフトウェア/アプリケーションのリリースのペースと頻度を高めることを目的としているとのことです。
公式サイトは以下ページからアクセスできます。
https://www.indiumsoftware.com/uphorix-platform/
「uphoriX」のパンフレットをダウンロードできます。
「uphoriX」は、Seleniumをベースに構築されているとのことです。
スクリプトは、Java、C#、JavaScript、Typescriptなどをサポートしており、スクリプトの自動生成もできるようです。
Seleniumベースとなっているため、ツール単体のみでは、ユーザー操作のキャプチャは行えませんが、「uphoriX」はプラグインを導入することでユーザー操作の記録キャプチャ、及び再生が可能となっているようです。
また、「uphoriX」は、機能テストの他、性能試験(負荷シミレーション、結果分析)、セキュリティテスト(脆弱性スキャンなど)も可能とのことです。
利用料金等は掲載されておらず、「問い合わせ」から見積もれると思われます。
■最後に
今回は、2020/09/13~2020/09/20までの国内、国外のSoftware Test、Test Automationについてのニュース記事をピックアップしてみました。
日本、海外も含め、週ごとに新しい自動テストのサービスが発表されています。
コロナウィルスによる環境の変化もあり、自動化テストは活発になってきていると思われます。
情報の波に乗り遅れないように、今後も、ソフトウェアテストの他、自動テストについても情報をキャッチアップしていきたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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