皆さん、こんにちは。
今回も、週ごとのSoftware Test/Test Automationに関する国内ニュース、海外ニュースをまとめてみました。
今回は以下内容となります。
「記事内目次」
〇国内ニュース
・【WEBセミナー配信中】MBTはどこまで自動化が可能なのか?その手法をライブ配信でご紹介!
〇海外ニュース
・7 things every new software tester needs to know
・10 BEST AUTOMATION TESTING TOOLS TO WATCH IN 2020
■国内ニュース
□【WEBセミナー配信中】MBTはどこまで自動化が可能なのか?その手法をライブ配信でご紹介!
https://active.nikkeibp.co.jp/atclclad/20000534/20007554/
(G-Cyber Channelsより)
こちらは、以前記事にて紹介した「ガイオ・テクノロジー株式会社」のWebセミナー内容となります。
https://susakiworks.com/2020/08/29/softwaretest_testautomation_news_20200823_20200829/
今回のWebセミナーの内容では、「MTB」の自動化について取り上げられています。
「MTB」とは、Model Based Testingの略称となっており、仕様意図通りにモデルが機能することを検証することが主たる目的となっていると記載されています。
「モデル」とは、仕様そのものを表すモデル、仕様からソフトウェアへ変換するためのモデルなど様々です。
構造ベースの構造ベースでの観点の過不足、網羅性のメトリクスなど、システムレベル、ソフトウェアレベルで異なるとあります。
本Webセミナーでは、「MTB」に関する以下内容について、紹介されるとのことです。
・「MTB」によるテストプロセスの自動化の価値
・MBTにて1クリックのフルオートメーション化を目指した研究開発
・エンジニアリングソリューションで得られたMBTのノウハウを活用したツール開発の推進
「ガイオ・テクノロジー株式会社」のWebセミナーに関しては、以下から確認できますので、ご興味のある方はアクセスしてみてはいかがでしょうか。
https://www.gaio.co.jp/events/g-cyberchannel/
■海外ニュース
□7 things every new software tester needs to know
https://www.harrogate-news.co.uk/2020/09/22/7-things-every-new-software-tester-needs-to-know/
こちらの記事は、新しくソフトウェアのテスターが知っておくべき7つの内容についての記事となります。
本記事では、以下7つの内容について述べられています。
・対象読者を理解する必要がある
・デバイスの互換性は重要
・ソフトウェアテストには様々な種類がある
・アジャイル開発について
・オートメーションについて
・プログラミングについて
・ソーシャルネットワーキングについて
以上の7つの事項で、共感を思ったのが「デバイスの互換性は重要」というのと、「プログラミングについて」の内容です。
◇「デバイスの互換性は重要」
ブラウザベース、モバイルアプリと、様々なソフトウェアのサービスがあります。
その際、本記事の著者の通り、すべてのプラットフォーム、デバイスで対象のソフトウェアを確認するのは、とても工数がかかり大変です。
対象ユーザーの特定、対象デバイス(推奨デバイス)の特定は非常に重要であると、私も考えます。
デバイス、ブラウザ等のシェア率を確認するのに役立つサイトがあります。
https://gs.statcounter.com/
こちらは、PC、SmartPhoneデバイス、ブラウザ等のシェア率をグラフ調で表示ができます。
こちらのサイトについては、別途解説の機会を設けたいと思います。
1日のアクセス、表示制限がありますが、無料で様々なカテゴリに対して調査できますので、とても便利です。
◇「プログラミングについて」
こちらの内容について、プログラミングの知識は厳密に必要ではありませんが、ソフトウェアのホワイトボックス的な仕様を理解する上で、とても役に立ちます。
私も同意です。
私は、テストエンジニア、テスターについては、テストだけではなく、ソフトウェアの構造、デザイン、チーム間での業務、プロセス改善など様々な内容に触れることができる可能性を秘めたポジションであると考えています。
単にテストのみで終わるのは、とてももったいないと思います。
私も独学ではありますが、テスト業務を行う中で、テストの自動化によるスクリプト言語の他、HTML、C#、Pythonを学習し、以前より成長することができました。
本ニュース記事は、とても共感を得た内容でしたので、ご紹介させていただきました。
□10 BEST AUTOMATION TESTING TOOLS TO WATCH IN 2020
https://www.analyticsinsight.net/10-best-automation-testing-tools-watch-2020/
こちらは2020年に注目すべき10の最高の自動化テストツールの内容となります。
本記事では、以下のテスト自動ツールについて述べられています。
・Selenium
・Appium
・LanbdaTest
・Qualibrate
・Worksoft
・Qmetry Automation Studio
・TestProject
・Testsigma
・Cucumber
・HPE Unified Functional Testing
「Selenium」「Appium」は使用したことはありましたが、他8つの自動化ツールは初めて見るものばかりでした。
それぞれの自動テストツールのカテゴリを行ってみました。
・Webブラウザ:LanbdaTest、Qualibrate、Worksoft、Qmetry Automation Studio
・Webブラウザ、アプリ:TestProject、Testsigma
・ユニットテストなど:Cucumber
・Windowsデスクトップアプリ向け:HPE Unified Functional Testing
私個人としては、Webブラウザ、モバイルアプリとマルチでテスト自動化が行える「TestProject」、「Testsigma」について少し調べてみました。
◇TestProject
こちらのツールは、なんと無料で使用できます。
オープンソースツール(Selenium、Appium)上で構築されているとのことです。
特徴としては、Web、アプリ操作を記録し、それをベースにカスタマイズできるようです。
また、テスト分析等も行えるとあります。
使い方については、以下公式サイトのドキュメントや、YouTube、Udemy等にありました。https://docs.testproject.io/
日本ではあまり聞きませんが、Seleniumや、Appiumを使われている方で気になる方がいらしたら、使ってみてはいかがでしょうか。
◇Testsigma
こちらは、有料のツールとなっており、月々、年ごとでの契約となるようです。
それぞれにベーシック、プロモデルが用意されており、約250ドルからの利用となります。
本ツールの特徴としては、以下となります。
・AI駆動のテスト自動化
・継続的、回帰テスト
・クロスブラウザーテスト
・データ駆動型テスト
クロスブラウザーテストについては、Windows、Mac、Android、iOSなど様々なプラットフォームと、ブラウザでの組み合わせによるテストが可能とのことです。
企業でテスト自動化を導入される際、選択肢の一つとして、試されるのはいかがでしょうか。
■最後に
今回は、ソフトウェアテスト、テスト自動化につきまして、国内1記事、海外2記事を紹介いたしました。
今後もソフトウェアテスト、テスト自動化に関する記事を週ごとにピックアップし、ご紹介していきたいと思います。
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https://susakiworks.com/
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